お役立ち情報

マンションの給湯器交換|故障時の対応手順と費用相場・工事の注意点

【水回り依頼件数No.1*】マンションの給湯器が故障・交換時期を迎えたら?賃貸・分譲の対応手順、設置タイプの選び方、費用相場まで解説。※ 東京商工リサーチ調べ(集計期間2025年1月〜2025年12月)

マンションの給湯器交換|故障時の対応手順と費用相場・工事の注意点
この記事を読むとわかること
マンションで給湯器が故障した場合、「費用は誰が負担するのか」「どの業者に依頼すればよいのか」と戸惑う方は少なくありません。結論として、賃貸マンションであれば管理会社への連絡が第一歩ですが一般的に管理会社・オーナー様負担です。分譲マンションでは管理規約を確認したうえで自分で業者を手配する必要があり、一般的には個人負担です。
この記事では、マンションの給湯器交換にかかる費用相場や工事の流れ、設置タイプ・給湯タイプの選び方、さらにマンション特有の注意点までを分かりやすく解説します。給湯器のリフォームや買い替えを検討している方はぜひ参考にしてください。

マンションでの給湯器交換の流れ

マンションで給湯器の交換が必要になった際、最初に確認すべきは「賃貸か分譲か」という点です。それぞれ費用負担者や手配の流れが異なるため、順を追って解説します。

1. 賃貸マンションの場合、貸主に連絡を

賃貸マンションの給湯器は、原則として貸主(オーナー)の所有物です。経年劣化による故障であれば、交換にかかる費用は借主ではなく貸主が負担するのが一般的です。

給湯器の不具合に気づいたら、まず管理会社またはオーナーに連絡しましょう。貸主もしくは管理会社が提携業者を手配し、点検・交換まで対応してくれるケースがほとんどです。入居者側で業者を手配する必要は基本的にありません。

なお、分譲マンションの区分所有者が貸主となっている場合は、マンション全体の管理会社とは別に賃貸管理を行う会社が存在することがあります。どちらに連絡すべきか迷ったときは、賃貸契約書に記載されている連絡先に問い合わせると確実です。また、いざというときに契約書が見つからないということに備えて、緊急時の連絡先をメモしておくと安心です。

ただし、入居者の過失(故意の破損など)が原因で故障した場合は自己負担となる可能性があります。契約書の内容もあわせて確認しておくと安心です。

2. 分譲マンションでは自分で業者に依頼

分譲マンションを自己所有している場合は、給湯器の交換費用は所有者自身が負担し、業者の選定・手配も自分で行う必要があります。管理会社が提携業者を紹介してくれることもあるため、まずは問い合わせてみるとよいでしょう。

業者に連絡する際は、現在設置されている給湯器のタイプ・機種をあらかじめ把握しておくとスムーズです。型番は給湯器本体に貼付されたラベルで確認できます。また、故障の症状やトラブルに至った経緯をまとめておくと、より適切な対応を受けやすくなります。

在庫のある機種であれば、最短即日での交換工事に対応している業者もあります。

3. 管理会社や管理組合への確認

マンションではインフラを共有しているため、給湯器を交換する際は管理会社や管理組合への一報が必要です。多くのマンションでは、交換できる号数や機種に制限が設けられています。また、工事の実施にあたり申請書類の提出を求められるケースもあります。

主な確認事項は次のとおりです。

  • 交換可能な給湯器のメーカー・型番に制限はあるか
  • 号数の変更(アップ・ダウン)は可能か
  • 工事の届出・申請書の提出は必要か
  • 工事可能な曜日・時間帯の指定はあるか
  • 共用部のとびらなどに加工することはあるか
比較項目 賃貸マンション 分譲マンション
費用負担者 貸主(オーナー) 所有者本人
業者手配 管理会社が手配 所有者が自分で手配
管理組合への確認 基本的に不要 必要(規約確認・申請)
機種選定 管理会社に一任 所有者が選定(規約の範囲内)

マンションで交換できる給湯器の設置タイプを確認

マンションの給湯器のイメージ

マンションでは、一戸建てと比べて交換できる給湯器に制限があります。原則として、現在設置されている給湯器と同じ設置タイプの製品に交換することになります。以下に、マンションで一般的に使用されている給湯器の設置タイプをご紹介します。

設置タイプ 設置場所 特徴
ベランダ壁掛型 バルコニー・ベランダの壁面 マンションで多く採用されているタイプ。屋外設置のため排気処理が比較的容易
PS(パイプスペース)標準型 玄関横などのパイプスペース内 扉がなく、給湯器が露出した状態で設置されている
PS扉内前方排気型 パイプスペース内(扉付き) 扉の中に収納され、排気管部分のみが扉の上から見える。扉のサイズに合う機種を選ぶ必要がある
PS扉内後方排気型 パイプスペース内(扉付き) 外からは給湯器が見えず、別の場所の排気口から排気する。排気筒の位置確認が必要
屋内壁掛型 室内の壁面 屋内に設置され、排気管のみが壁から外に突き出ている

一戸建てでは屋外の地面に設置する「屋外据置タイプ」も選べますが、マンションでは基本的に設置できません。また、ベランダに「壁掛け型」の給湯器が設置されていれば交換先も「ベランダ壁掛型」というように、同じタイプのものを選ぶことになります。

設置タイプが分からない場合は、給湯器本体に貼付された型番ラベルを確認するか、業者に現地調査を依頼すると確実です。

交換したい給湯器の給湯タイプを選ぶ

マンションの給湯器を買い替える際は、設置タイプに加えて「給湯タイプ」も確認が必要です。基本的には、現在使用中の給湯器と同じ給湯タイプを選ぶのがスムーズです。ただし、給湯専用のタイプから追い炊き付などに変更すると、浴槽加工や配管工事が必要になるためかなり高額になります。

給湯タイプ 主な機能 特徴
給湯専用 蛇口からお湯を出すのみ シンプルで価格が安い。追い焚き機能なし
オート(自動湯はり) 自動湯はり・追い焚き・自動保温 ボタンひとつで設定量のお湯はりが可能。お風呂の水位が下がった場合は手動で足し湯する
フルオート オート機能+自動足し湯・配管洗浄 湯量が減ると自動で足し湯。入浴後の配管自動洗浄機能も搭載
給湯暖房熱源機 給湯+暖房(床暖房・浴室乾燥など) 給湯や追い焚きなどのお風呂機能に加え、温水式の床暖房や浴室暖房乾燥機能を備える

床暖房や浴室暖房乾燥機が設置されているマンションでは、「給湯暖房熱源機」タイプの給湯器が必要です。通常の給湯器に交換してしまうと暖房機能が使えなくなるため、現在の給湯器が暖房熱源機かどうかを事前に確認してください。

交換したい給湯器の号数を決める

給湯器の「号数」とは、水温+25℃のお湯を1分間に何リットル出せるかを示す能力の指標です。号数が大きいほど給湯パワーが上がり、一度に多くのお湯を使えるようになります。

号数 給湯能力の目安 適した世帯
16号 1分間に約16リットル 単身〜2人世帯(ワンルーム・1LDK向け)
20号 1分間に約20リットル 単身・2〜3人世帯(2LDK向け)
24号 1分間に約24リットル 3〜4人以上のファミリー世帯(3LDK以上向け)

ワンルームマンションでは16号、コンパクトな間取りのファミリータイプでは20号が主流ですが最近はワンルームでも20号というケースも多いです。広めのファミリータイプでは24号が設置されていることが多いようです。

給湯器交換の際に号数を上げたいと考える方もいらっしゃいますが、マンションでは設置スペースやガス供給量の関係で号数に上限がある場合があります。特にPS(パイプスペース)タイプでは設置スペースの制約が大きく、基本的には現在設置されている給湯器の後継機種への交換となるケースが多いようです。

号数の変更を希望する場合は、管理規約で認められているかを確認したうえで業者に相談してください。ガスメーターの容量が足りない場合は変更できないこともあります。

マンションの給湯器交換での注意点

マンションでの給湯器交換工事には、一戸建てにはない特有の注意点があります。事前に把握しておくことで、トラブルを防ぐことができます。

給湯器は専有部分の付随設備

一般的に、マンションの廊下やベランダは共用部分とされています。しかし、給湯器は各住戸の入居者専用の設備として設置されたものであるため、設置場所が共用部分(廊下のパイプスペースやベランダ)であっても、「専有部分に付随する設備」として扱われます。

マンション所有者全体の共有財産となる共用部分とは異なり、給湯器は各部屋の所有者が個別に維持・管理していく必要があります。故障や交換が必要になった場合は、分譲マンションの場合は自身で対応することになる点を覚えておきましょう。ただし、工事にあたっては管理組合の許可が必要となることがあるため、管理規約を確認し、必要な手続きを済ませておくことが大切です。

給湯器本体の色

保証期間の延長

マンションに限りませんが、給湯器メーカーの本体保証期間は1〜2年間が一般的です。一方、給湯器の平均的な寿命は約10年とされており、7年を過ぎた頃から不具合が多くなる傾向があります。

設置業者やメーカーによっては、交換時に追加費用を支払うことで独自の延長保証サービス(5年・8年・10年など)を提供している場合があります。決して安い買い物ではないからこそ、延長保証サービスへの加入を検討してみるのもよいでしょう。

工事時の近隣への配慮

マンションでの給湯器交換工事では、搬入経路の確保や騒音への配慮が求められます。工事の日程が決まったら、管理組合への届出だけでなく、上下階や隣室の住人にも事前に伝えておくとトラブルを避けやすくなります。

マンションでの給湯器交換の費用相場

分譲マンションで給湯器を交換する場合の費用相場は、給湯器の本体価格と工事費用を合わせて約12万〜25万円前後が目安です。ただし、給湯タイプや号数、設置タイプによって金額は変動します。

費用の内訳

費用項目 金額の目安 備考
給湯器本体価格 約8万〜30万円 メーカー・機種・号数・給湯タイプにより異なる
標準取付工事費 約3万〜5万円 既存機器の取り外し・新規機器の取り付け・配管接続など
既存機器の処分費 約3,000〜5,000円 廃棄費用として別途請求される場合がある
リモコン交換費 約5,000〜1万5,000円 台所リモコン・浴室リモコンの交換が必要な場合
出張費 0〜5,000円程度 業者によって無料の場合もある

たとえば、1人暮らし向けのマンションで給湯専用タイプの給湯器を交換する場合と、ファミリー向けマンションでフルオートタイプの給湯器を交換する場合とでは、本体価格に大きな差が出ます。

給湯タイプ別のおおよその総額目安(工事費込み)

給湯タイプ 16号 20号 24号
給湯専用 約12万〜16万円 約13万〜17万円 約14万〜18万円
オート 約14万〜18万円 約15万〜19万円 約16万〜21万円
フルオート 約15万〜20万円 約16万〜21万円 約18万〜23万円
給湯暖房熱源機 約25万〜35万円 約30万〜40万円

上記はあくまで目安であり、実際の費用は設置状況や業者によって異なります。複数の業者から見積りを取り、工事費・出張費・処分費を含めた総額で比較することが大切です。

費用を抑えるためのポイント

  • 複数社から見積りを取る: 本体価格だけでなく、工事費や処分費を含めた総額で比較する
  • 出張費・見積り費用が無料の業者を選ぶ: 見積りだけで費用がかかる業者もあるため事前に確認する
  • 保証内容を確認する: 安価でも保証期間が短い場合、長期的にはコスト増になることもある

マンションでの給湯器交換の流れと注意点・まとめ

マンションの給湯器交換について、押さえておきたいポイントを整理します。

  • 賃貸マンションでは給湯器の交換費用は原則として貸主負担。まずは管理会社に連絡する
  • 分譲マンションでは所有者が費用を負担し、業者を自分で手配する必要がある
  • 交換前に管理組合・管理会社への確認を行い、規約上の制限を把握する
  • 給湯器の設置タイプ(ベランダ壁掛・PS標準・PS扉内前方排気・PS扉内後方排気・屋内壁掛)は原則変更できない
  • 号数給湯タイプは規約の範囲内で選択可能
  • 分譲マンションの給湯器交換費用の相場は、本体+工事費で約12万〜40万円前後
  • 複数社の見積りを比較し、出張費・処分費を含めた総額で判断する

マンションでの給湯器の交換工事は、管理規約の確認から機種選定、業者の手配まで、確認事項が多くあります。分からないことがあれば、給湯器工事の実績が豊富な専門業者に相談するのが安心です。

クラシアンでは、給湯器の交換に関するご相談を24時間365日受け付けております。出張費※・見積り・キャンセル料はすべて無料で、有資格者が対応いたします。給湯器本体・リモコンと標準取付工事費・出張費・運搬費・既存給湯器の撤去・廃棄費用まですべてを含めたお支払い総額をホームページに掲載しておりますので、まずは無料のお見積りからお気軽にお問い合わせください。

※法人のお客様はご成約に至らない場合、出張費がかかる事がございます。

※ 本記事の情報は2026年6月時点のものです。費用相場・補助金制度・各メーカーの保証内容などは変更される場合があります。正確な金額や最新情報については、施工業者や各自治体の窓口へ直接お問い合わせください。

※ 本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の工事内容や費用を保証するものではありません。給湯器の交換にあたっては、必ず専門業者による現地調査と正式なお見積りをご確認ください。

この記事の監修者
株式会社クラシアン/東日本研修所(所長) 小林義和
名前
小林義和
経歴
2005年クラシアン入社。所沢営業所(旧西埼玉支社)に配属。
さいたま営業所(旧北埼玉営業所)・東埼玉営業所への異動を経て2013年より現職。累計1000人以上のスタッフを指導。
保有資格:管接続工事監督者・液化石油ガス設備士 ほか
所属
株式会社クラシアン/東日本研修所(所長)
  • Twitter
  • Facebook

ガス給湯器の人気ランキング

ガス給湯器一覧