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給湯器の異音の原因と対処法|正常音と異常音の見分け方

【水回り依頼件数No.1*】給湯器の異音は正常音と異常音の2種類。ガス給湯器・石油給湯器の異音の原因や確認ポイント、対処法を解説します。※ 東京商工リサーチ調べ(集計期間2025年1月〜2025年12月)

給湯器の異音の原因と対処法|正常音と異常音の見分け方
この記事を読むとわかること
給湯器から聞き慣れない音がすると、「故障ではないか」「このまま使い続けて大丈夫か」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。結論から言えば、給湯器の異音には正常な動作音と、早急な対応が必要な異常音の2種類があります。異音の種類を正しく見極めることが、安全に使い続けるための第一歩です。
この記事では、ガス給湯器や石油給湯器から発生する異音の原因を種類別に整理し、異音がした場合の確認ポイントや具体的な対処法をわかりやすく解説します。

給湯器から出る音と考えられる原因

給湯器の異音は、機器が正常に稼働している状態でも発生します。そのため、異音がするからといって一概に故障しているとは限りません。まずは正常時に出る音と異常時に出る音の違いを把握し、ご自宅のガス給湯器や石油給湯器から聞こえる音がどちらに該当するかを確認しましょう。

正常時の音

給湯器は内部に複数の部品を搭載しており、正常に稼働している状態でもさまざまな音が発生します。以下の音であれば基本的に心配する必要はありません。

音の種類 主な原因 補足
ブーン ファンモーターの回転音 給湯時に聞こえる一般的な動作音
ジュージュー 給湯器内部の結露が高温部分に触れて蒸発する際の音 冬場や湿度の高い時期に発生しやすい
ピヨピヨ 電子基板や制御部品の作動音 小さな電子音で、正常動作の範囲内
グワーン 循環ポンプの作動音 追いだき機能付きの機種で聞こえることがある
クックックー 給湯栓の開閉に伴う水流制御音 お湯の出し始めや止めたときに発生する

これらの音は故障ではなく、給湯器が正しく機能している証拠です。ただし、以前より明らかに音が大きくなった場合や振動を伴うようになった場合は、部品の劣化が始まっている可能性があるため、早めの点検をおすすめします。

異常時の音

以下の音が聞こえる場合は、ガス給湯器・石油給湯器いずれにおいても機器に異常が起きている可能性があります。音の種類ごとの緊急度と対応の目安を確認してください。

音の種類 主な原因 緊急度 対応の目安
ボンッ(小さな爆発音) 不完全燃焼・着火不良・ガス漏れの疑い すぐ使用停止 直ちに給湯器の使用を止め、ガス会社またはメーカーに連絡してください
シュー(連続的な漏れ音) 配管や内部接続部からの水漏れ・ガス漏れ すぐ使用停止 ガス臭がある場合は特に危険です。換気のうえ、速やかに専門業者へ連絡してください
ゴーッ(轟音) 内部への異物混入・ファンモーターの故障 早めに点検 騒音が続く場合は部品の損傷が進行する可能性があります
ボコンボコン 循環パイプの凍結・エア噛み・配管詰まり 早めに点検 冬場の凍結が原因の場合は、自然解凍で改善することもあります
カタカタ 内部部品の緩み・ファンへの異物接触 早めに点検 放置すると他の部品に影響する場合があります
ピーッ(警告音) 安全装置の作動・エラー発生 早めに点検 リモコンにエラーコードが表示されていないか確認してください
ボッ(着火時の異音) 点火装置の劣化・バーナーの汚れ 様子見可 毎回発生する場合は点検を検討してください

緊急度の目安

  • すぐ使用停止 – 火災・ガス中毒・爆発など重大事故につながるおそれがあります。直ちに使用を中止してください。
  • 早めに点検 – 放置すると故障が悪化し、修理費が高額になる可能性があります。1〜2週間以内の点検を推奨します。
  • 様子見可 – 頻度が増えたり音が大きくなったりした場合は点検を検討してください。

特に「ボンッ」「ゴーッ」「ボコンボコン」「シュー」という音は、給湯器に異常が生じている可能性が高い音です。ガス給湯器ではガス漏れや不完全燃焼による一酸化炭素中毒のリスク、石油給湯器では灯油漏れや異常燃焼のリスクにつながることがあるため、これらの音が聞こえた場合は自分で無理に対処せず、メーカーや専門業者に相談してください。

給湯器から異音がしたら確認すべきポイント

給湯器の異音に気づいたら、慌てずに以下の4項目を順番に確認してください。これらの情報は、専門業者に修理や点検を依頼する際にも役立ちます。

ガス臭さはないか

最初に確認すべきは、異臭の有無です。ガス給湯器でガス臭がする場合は、ガス漏れや不完全燃焼が発生している可能性が高い状態です。石油給湯器をお使いの場合は、灯油臭がしないかもあわせて確認してください。

異臭を感じた場合は、以下の手順で対応しましょう。

  1. 給湯器の電源を切る
  2. ガス栓(または灯油の元栓)を閉める
  3. 窓を開けて十分に換気する
  4. 換気扇・照明など電化製品のスイッチには触れない(火花による引火のおそれがあります)
  5. ガス会社・灯油販売店またはメーカーに連絡する

エラーコードの表示

給湯器の異音と同時に、リモコンにエラーコードが表示されていないかを確認してみてください。エラーコードは数字やアルファベットの組み合わせで表示され、異常の原因を特定する手がかりになります。

エラーコードの意味はメーカーや機種によって異なります。取扱説明書やメーカーの公式サイトで確認するか、メーカーのサポート窓口に問い合わせるとよいでしょう。

給湯器の変形・変色の有無

給湯器本体や周辺の配管に、以下のような変化がないかを目視で確認することも重要なポイントです。

  • 本体の外装が膨らんでいる、へこんでいる
  • 配管や接続部にサビ・腐食・緑青(ろくしょう)が発生している
  • 排気口付近に黒いすすが付着している
  • 本体下部から水が滴っている

これらの症状が見られる場合は、内部でガス漏れや水漏れが進行している可能性があります。特にサビによる穴あきは、ガスや灯油の漏えいにつながるため注意が必要です。

排気口・排気管を遮るものがないか

給湯器の排気口や排気管が塞がっていないかを確認してください。鳥の巣、落ち葉、ホコリ、クモの巣などが詰まると、排気がスムーズに行われず不完全燃焼の原因になります。

屋外に設置されている給湯器は、季節の変わり目や長期間使用しなかった後に排気口の状態を確認する習慣をつけると、トラブルの予防につながります。

給湯器の異音への対処法

給湯器の異音の原因が機器の故障にあると考えられる場合は、以下の方法で対処しましょう。

給湯器を購入したメーカーに修理を依頼する

給湯器の異音が故障によるものと判断された場合は、購入先のメーカーに修理を依頼するのが基本的な対処法です。ガス給湯器・石油給湯器いずれの場合も、内部にはガスや灯油の燃焼に関わる部品や高温になる箇所が含まれるため、資格を持たない方が自分で修理を行うのは避けてください。

修理費は、不具合が発生している箇所によって異なります。一般的な費用の目安は以下のとおりです。

不具合の箇所 修理費の目安
燃焼系(バーナー・点火装置など) 17,000〜33,000円
電装系(基板・センサーなど) 6,000〜46,000円
安全装置系(過熱防止装置など) 7,500〜58,000円
水制御系(水量サーボ・混合弁など) 10,000〜35,000円

なお、メーカーの保証期間内(通常1〜3年)であれば無料で修理を受けられる場合があります。保証書の内容を確認してから依頼するとよいでしょう。

給湯器を交換する

給湯器の設計標準使用期間は約10年とされています。使用開始から10年以上経過している場合や、修理が難しいと判断された場合は、給湯器本体の交換を検討することも選択肢のひとつです。

交換には「本体の購入費」と「工事費」の2種類の費用がかかります。修理か交換かで迷う場合は、以下の基準を参考にしてください。

判断基準 修理がおすすめ 交換がおすすめ
使用年数 7年未満 10年以上
故障回数 初めての故障 過去にも修理歴あり
修理費 50,000円以下 50,000円を超える見込み
部品供給 メーカーの部品保有期間内 部品の製造が終了している
症状 単一箇所の不具合 複数箇所に不具合が出ている

使用年数が10年を超えている場合は、修理をしても別の部品が連鎖的に劣化する可能性があります。長い目で見ると、交換を選んだほうがトータルコストを抑えられるケースもありますので、専門業者に状況を相談してみるとよいでしょう。

まとめ

給湯器の異音は、正常な動作音である場合と、早急な対応が必要な異常音である場合があります。この記事のポイントを振り返ります。

  • 「ブーン」「ジュージュー」などの音は正常な動作音であり、基本的に心配は不要
  • 「ボンッ」「シュー」などの音は緊急性が高く、すぐに使用を停止して専門業者への連絡が必要
  • ガス給湯器の異音は不完全燃焼や一酸化炭素中毒、石油給湯器の異音は灯油漏れや異常燃焼のリスクに注意
  • 異音に気づいたら「ガス臭・灯油臭」「エラーコード」「変形・変色」「排気口の閉塞」の4項目を確認する
  • 使用年数が10年を超えている場合は、修理よりも交換を検討したほうが経済的な場合がある
  • 自力での修理は危険なため、必ず専門の技術者に依頼する

給湯器の異音でお困りの方は、早めに専門業者へ相談することが安全への近道です。

クラシアンでは、給湯器のトラブルに関するご相談を24時間365日受け付けています。お見積り・出張費(法人のお客様はご成約に至らない場合、出張費がかかる事がございます)は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

※ 本記事の情報は2026年6月時点のものです。費用や対応内容は時期・地域・機種によって異なる場合があります。正確な費用や対応可否については、必ず専門業者にご確認ください。ガスのにおいや異音に不安を感じた場合は、記事の内容に関わらず、速やかにガス会社または専門業者にご連絡ください。

この記事の監修者
株式会社クラシアン/東日本研修所(所長) 小林義和
名前
小林義和
経歴
2005年クラシアン入社。所沢営業所(旧西埼玉支社)に配属。
さいたま営業所(旧北埼玉営業所)・東埼玉営業所への異動を経て2013年より現職。累計1000人以上のスタッフを指導。
保有資格:管接続工事監督者・液化石油ガス設備士 ほか
所属
株式会社クラシアン/東日本研修所(所長)
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