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石油給湯器の交換費用はいくら?寿命・お取替え時期と工事の流れを解説

【水回り依頼件数No.1*】石油給湯器の交換費用は工事費と本体価格を合わせて約18〜55万円が相場。寿命の目安や買い替え時期、灯油ボイラーの取り付け工事の流れ、製品の選び方まで解説します。※ 東京商工リサーチ調べ(集計期間2025年1月〜2025年12月)

石油給湯器の交換費用はいくら?寿命・お取替え時期と工事の流れを解説
この記事を読むとわかること
石油給湯器の交換を検討しているものの、「費用はどのくらいかかるのか」「どの製品を選べばよいのか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
結論として、石油給湯器の交換費用は本体価格と工事費を合わせて約18万〜55万円が相場です。本体費用は給湯機の機能や工事費用は設置状況によって変わります。
本記事では、石油給湯器の寿命の目安や買い替えを検討すべきサイン、交換工事の具体的な流れ、製品の選び方、依頼先の比較まで、灯油給湯器の交換に必要な情報をまとめて解説します。灯油ボイラーの買い替え費用を把握し、納得のいく判断をするための参考にしてみてください。

石油給湯器の寿命

石油給湯器の寿命は、一般的に8〜10年程度が目安です。使用頻度や設置環境によって前後しますが、この期間を過ぎると部品の経年劣化が進み、故障リスクが高まります。

代表的な故障事例として、長く使用していると、給湯機へ灯油を送油すための灯油タンク内に結露が原因で水が溜まり、灯油の中に水分が含まれ給湯機内部品の着火バーナーの劣化促進や不完全燃焼を起こします。また、室内強制排気型の給湯機の場合は室内の酸素を吸い込むため、ほこりが給湯機内に入り給湯機内への酸素供給が滞り、燃焼不良が起こり、一酸化炭素が発生する場合があります。

長く使用していると様々な故障を起こしますので、使用年数には注意が必要です。

石油給湯器の交換時期

石油給湯器の寿命の目安である8〜10年を過ぎたころが、お取替えを検討しはじめるタイミングです。以下のいずれかに該当する場合は、石油給湯器の取り替えを前向きに検討するとよいでしょう。

  • 設置から8〜10年以上が経過している:メーカーの修理用部品の保有期間は、生産終了からおよそ10年が目安です。部品がなくなると修理自体ができなくなることがあります。
  • 不調や修理の頻度が増えている:短期間に何度も不調が起きている場合、修理費の累計が本体の交換費用を上回ることがあります。
  • 光熱費が以前より高くなった:燃焼機能の低下により、設定温度よりも低温になり、設定温度を上げて使うことで、灯油の消費量が増加します。

石油給湯器の寿命を超えて使い続けると、安全面でもコスト面でもリスクが高まります。「まだ動いているから大丈夫」と考えがちですが、不具合が出る前に交換を検討しておくと安心です。取扱説明書に記載の標準使用期間もあわせて確認してみてください。

石油給湯器の交換を検討すべき症状

日常の使用中に以下のような症状が見られたら、石油給湯器の交換や取り替えを検討するサインといえます。

症状 考えられる原因
お湯が出ない・ぬるい 灯油切れのほか、熱交換器やバーナーの劣化の可能性
水漏れする 凍結による配管の亀裂や内部パッキンの経年劣化
油漏れがある(灯油の匂いがする) 配管や内部部品の劣化
リモコンにエラーが頻発する 基板や各種センサーの故障
機器から異音がする ファンモーターやポンプの摩耗
シャワーの水圧が低下した 内部配管のスケール詰まり

お湯が出ない場合は、灯油切れや蛇口の不具合などの可能性もありますが、石油給湯器本体の故障も考えられます。水漏れについては、凍結による配管の亀裂や損傷が原因となるケースもあります。

特に油漏れや異臭がある場合は、火災のリスクがあるため早急な対応が必要です。設置から8年以上経過している場合は、石油給湯器の交換を検討したほうがトータルコストを抑えられるケースも少なくありません。

石油給湯器の交換費用

石油給湯器の交換にかかる費用は、本体価格と交換工事の費用の合計で決まります。灯油ボイラーの買い替え費用の目安は以下のとおりです。

費用項目 金額の目安
本体価格 約15万〜50万円
交換工事費用 寒冷地料金➡石油給湯機設置費(産廃込み)6万円
合計 約18万〜55万円

本体価格は、給湯器のタイプ(機能)によって大きく変わります。以下に目安をまとめます。

タイプ 本体価格の目安 特徴
給湯専用 約15万〜25万円 給湯機能のみ。手動で湯張り・保温を行う
オート 約25万〜40万円 自動湯張り・自動保温に対応
フルオート 約35万〜50万円 自動足し湯・自動配管洗浄も搭載

このほか、直圧式と貯湯式の違いやエコフィール対応の有無によっても価格は変動します。

灯油給湯器の交換工事費用(約3万〜5万円)には、一般的に既存機器の取り外しと処分、新しい石油給湯器の取り付け・設置、給水・給湯配管や灯油配管の接続、リモコンの交換・配線工事、試運転・動作確認などの作業が含まれます。ただし、設置場所の変更や配管の大幅な延長が必要な場合は、追加費用が発生することがあります。見積もりの段階で工事内容と追加費用の有無を確認しておくと安心です。

石油給湯器の交換工事の流れ

石油給湯器の交換工事は、一般的に以下の流れで進みます。

  1. 見積もり・現地調査:設置場所や既存機器の状況を確認し、最適な製品と工事内容の提案を受けます
  2. 日程の調整:工事日を決定します。繁忙期(10月〜2月)は予約が混み合うため、早めの相談がおすすめです
  3. リモコンの交換:新しいリモコンへの交換・配線工事を行います
  4. 既存機器の撤去:古い石油給湯器を取り外し、適切に処分します
  5. 新しい給湯器の設置:灯油給湯器の取り付け作業を行います。屋内式の場合は排気筒または給排気筒の設置も必要です
  6. 配管・配線の接続:給水・給湯管、灯油配管を接続します
  7. 試運転・引き渡し:動作確認を行い、使い方の説明を受けて完了です

石油給湯器の工事にかかる時間は、給湯専用タイプであれば約2〜3時間、オート・フルオートタイプで約3〜6時間が目安です。同じタイプ・同じ設置場所への石油給湯器の取り付けであれば、半日以内に完了するケースがほとんどです。

なお、10月〜2月ごろの寒くなる時期は灯油ボイラーの故障や買い替えの依頼が増え、工事の予約に時間がかかることがあります。石油給湯器の交換をお考えの方は、早めに手続きを進めておくとよいでしょう。灯油給湯器の設置工事の当日は、作業中に一時的に水道やお湯が使えなくなるため、事前にスケジュールを調整しておくことをおすすめします。

石油給湯器の交換製品の選び方

石油給湯器の交換にあたって、どの製品を選べばよいか迷っている方もいるかもしれません。製品選びで確認すべきポイントは主に4つあります。

  • 家族の人数に合わせた給湯能力で選ぶ
  • 給湯方式で選ぶ(直圧式・貯湯式)
  • 機能で選ぶ(給湯専用・オート・フルオート)
  • ランニングコストを抑えるならエコフィールも検討

家族の人数に合わせた給湯能力で選ぶ

石油給湯器の給湯能力は「万キロ」という単位で表され、4万キロと3万キロの大きく2種類があります。

給湯能力 概要
4万キロ ・3〜5人家族。複数箇所でお湯を同時に使ってもお湯の量が少なくなりにくい
3万キロ ・1〜2人世帯。複数箇所での同時使用が少ない場合に適している

家族の人数が多い場合や、キッチンとお風呂で同時にお湯を使う機会が多い場合は、4万キロを選ぶと湯量の心配が少なくなります。一方、夫婦やひとり暮らしなど少人数での使用であれば、3万キロの石油給湯器で十分な可能性があります。

給湯方式で選ぶ(直圧式・貯湯式)

石油給湯器には「直圧式」と「貯湯式」の2つの給湯方式があります。それぞれの特徴を理解して、重視するポイントに合わせて選びましょう。

比較項目 直圧式 貯湯式
仕組み 水道の水圧で直接お湯を沸かす タンクに水を貯めて加熱する
シャワーの水圧 強い(水道圧をそのまま利用) やや弱い(減圧して使用)
本体価格 高め 安め
温度の安定性 使用量により変動しやすい 温度が一定に保ちやすい
お湯切れ お湯切れの心配がない 貯湯量を超えるとお湯切れの可能性

シャワーの水圧を重視する場合やキッチンとの同時使用が多い場合は直圧式、貯湯式(減圧式)の場合は、本体価格は直圧式に比べ安価ですが、設置工事の際に、減圧弁・安全弁などの交換や、給湯器まわりの配管切りまわしの費用が嵩みます。現在使用中の灯油ボイラーと同じ方式に買い替えると、配管工事が最小限で済み、工事費用を抑えやすくなります。

機能で選ぶ(給湯専用・オート・フルオート)

石油給湯器のお湯張り機能のタイプとしては、給湯専用、オート、フルオートの主に3種類があります。

タイプ 自動湯張り 自動保温 自動足し湯 自動配管洗浄
給湯専用
オート 対応 対応
フルオート 対応 対応 対応 対応

給湯専用タイプは給湯のみのシンプルな製品で、湯張りや保温は手動蛇口で行います。オートタイプではボタンひとつで自動湯張り・自動保温ができ、日常的にお風呂を沸かす家庭に便利です。さらにフルオートタイプは自動足し湯や配管の自動洗浄にも対応しており、衛生面を重視する方に適しています。

価格は給湯専用と比べると、オートやフルオートタイプの方が高くなります。予算と使い方にあわせて選ぶとよいでしょう。

ランニングコストを抑えるならエコフィールも検討

石油給湯器には、従来捨てていた約200℃の排熱を回収し、お湯の予熱に再利用するエコフィールという高効率型の製品もあります。

比較項目 従来型 エコフィール
熱効率 約83% 約95%
灯油代の節約 年間約5,000〜8,000円の削減が期待
CO2排出量 基準 約13%削減
本体価格 安い やや高い(数万円の上乗せ)

エコフィールは排熱を約60℃まで冷ましながらエネルギーを回収するため、灯油の使用量を削減でき、CO2排出量も抑えられます。初期費用はやや高くなりますが、長期的に使用するほどランニングコストの差が広がります。石油給湯器のリフォームを機に、エコフィールへの買い替えを検討してみるのもひとつの選択肢です。

石油給湯器の交換依頼先

石油給湯器の交換工事を依頼できる先は、大きく3つに分かれます。それぞれの特徴を比較して、ご自身に合った依頼先を選びましょう。

依頼先 特徴
石油給湯器のメーカー 自社製品の知識が豊富で安心感がある。定価ベースとなることが多く、割引率は控えめな傾向
給湯器の専門業者 複数メーカーの製品から選べる。費用が比較的抑えられることも多い。即日対応が可能な場合もある
家電量販店・ホームセンター 近くの店舗で担当者に相談できる。取扱い製品が限定されることがある

費用面だけでなく、保証内容やアフターサポートにも注目しながら業者を選ぶことが大切です。石油給湯器の取り替えや取り付けを依頼する際は、以下の点も確認しておくと安心です。

  • 複数社から見積もりを取る:同じ製品・同じ工事内容でも、業者によって費用に差があります。2〜3社の見積もりを比較するのがおすすめです
  • 保証内容を確認する:本体保証だけでなく、工事保証の有無や保証期間も重要な判断材料です
  • 有資格者が施工するか確認する:石油給湯器の工事には専門的な資格が必要です。施工スタッフの資格保有状況を確認しておきましょう
  • 追加費用の有無を事前に聞く:見積もり時の金額と最終的な請求額に差が出ないよう、追加費用が発生する条件を確認しておくとよいでしょう

まとめ

石油給湯器の交換について、押さえておきたいポイントを整理します。

  • 石油給湯器の寿命は8〜10年が目安。設置から年数が経過している場合は、不具合が出る前に交換を検討するのがおすすめ
  • 交換費用の相場は約18万〜55万円(本体価格15万〜50万円+工事費3万〜5万円)。給湯専用タイプが比較的安く、フルオートタイプが高め
  • 製品選びは「給湯能力」「給湯方式」「機能タイプ」「エコフィール対応」の4点で比較する
  • 交換工事は約2〜6時間で完了。繁忙期(10月〜2月)は早めの相談が安心
  • 依頼先は複数社を比較し、保証内容・有資格者の施工・追加費用の有無を確認する

石油給湯器の交換やリフォームをお考えの方は、クラシアンにご相談ください。全国各地に地域密着のサービス拠点があり、有資格の専門スタッフが安全に灯油給湯器の取り付けを行います。各家庭の家族構成や設置条件に合った石油給湯器の提案も可能ですので、まずは無料のお見積りからお気軽にお問い合わせください。

※ 本記事の情報は2026年6月時点のものです。掲載内容は予告なく変更される場合があります。費用についてはあくまで目安であり、設置環境や製品の仕様によって変動します。正確な費用は、施工業者へのお見積りにてご確認ください。

この記事の監修者
株式会社クラシアン/東日本研修所(所長) 小林義和
名前
小林義和
経歴
2005年クラシアン入社。所沢営業所(旧西埼玉支社)に配属。
さいたま営業所(旧北埼玉営業所)・東埼玉営業所への異動を経て2013年より現職。累計1000人以上のスタッフを指導。
保有資格:管接続工事監督者・液化石油ガス設備士 ほか
所属
株式会社クラシアン/東日本研修所(所長)
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