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灯油給湯器の基礎知識|種類・選び方・費用を徹底解説

【水回り依頼件数No.1*】灯油給湯器(石油給湯器)の種類・メリットデメリット・選び方・ランニングコストまで徹底解説。ガスや電気との比較表もあわせて紹介します。※ 東京商工リサーチ調べ(集計期間2025年1月〜2025年12月)

灯油給湯器の基礎知識|種類・選び方・費用を徹底解説
この記事を読むとわかること
「灯油給湯器」と「石油給湯器」、名前は違うけれど実は同じ製品だということをご存じでしょうか。灯油給湯器は、ガスが引かれていない地域や寒冷地で多く使われている給湯器です。ランニングコストの安さやパワフルな給湯能力が特徴で、北海道や東北を中心に根強い需要があります。
この記事では、灯油給湯器の種類や特徴、メリット・デメリット、ガス給湯器やエコキュートとの比較、選び方のポイント、寿命の目安まで、灯油給湯器に関する情報を網羅的に解説します。灯油給湯器の導入や買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

灯油給湯器(石油給湯器)と灯油ボイラーの違い

灯油給湯器とは、灯油を燃料にしてお湯を沸かす給湯器の総称です。「石油給湯器」「灯油ボイラー」と呼ばれることもありますが、いずれも同じカテゴリの製品を指しています。

JIS規格(日本産業規格)における正式名称は「石油給湯機」です。しかし、一般的には「灯油給湯器」や「石油給湯器」の呼称が広く使われています。検索時に「灯油給湯器」「石油給湯器」のどちらで調べても、同じ製品の情報にたどり着けますのでご安心ください。

なぜ呼び方が複数あるのか

灯油は石油を精製して作られる製品のひとつです。そのため、燃料としての「灯油」に着目すれば「灯油給湯器」、原料としての「石油」に着目すれば「石油給湯器」と呼ばれます。メーカーのカタログでは「石油給湯器」の表記が多い傾向にありますが、日常会話や販売店では「灯油の給湯器」「灯油ボイラー」と呼ぶことも珍しくありません。

灯油給湯器が多く使われている地域

灯油給湯器は、都市ガスの供給エリア外にあたる地域や、寒冷地で特に普及しています。北海道・東北・北陸・甲信越など、冬場の暖房需要が高いエリアでは、灯油は暖房燃料としてもなじみが深く、給湯器にも灯油を使う家庭が多く見られます。

灯油給湯器の種類と特徴

灯油給湯器にはいくつかの分類があります。「給湯方式」「機能タイプ」「設置タイプ」「高効率モデル」の4つの観点から、それぞれの種類と特徴を解説します。

給湯方式:直圧式と貯湯式の違い

灯油給湯器の給湯方式は、大きく「直圧式(水道直圧式)」と「貯湯式(減圧式)」の2種類に分かれます。

【画像】直圧式と貯湯式の仕組みを比較するイラスト。直圧式は水道管から直接給湯器に水が流れて加熱される様子、貯湯式はタンクにお湯を貯めてから供給される様子を並べて図示

比較項目 直圧式(水道直圧式) 貯湯式(減圧式)
仕組み 水道の水圧をそのまま利用し、瞬間的にお湯を沸かす 本体内部のタンクにお湯を貯めておき、必要時に供給する
シャワーの水圧 高い(水道圧をそのまま利用) やや弱い(減圧弁で水圧を下げるため)
湯切れ 起きにくい(使う分だけ加熱) 連続使用で起きる場合がある
本体価格 やや高め 比較的安い
本体サイズ コンパクト(タンクなし) やや大きい(タンク内蔵)
井戸水・地下水の使用 不向き(銅製の熱交換器が腐食しやすい) 対応可能(水質の影響を受けにくい)
適したケース シャワーの勢いを重視する方、2階への給湯がある住宅 本体価格を抑えたい方、井戸水を使用している住宅

直圧式は水道の圧力をそのまま使えるため、勢いのあるシャワーを楽しめるのが大きなメリットです。一方、貯湯式は本体価格が安く、井戸水や地下水にも対応しやすいという利点があります。

なお、貯湯式から直圧式へ交換する場合は、水圧の変化により既存の配管に負荷がかかることがあるため、配管の状態確認が必要です。

機能タイプ:給湯専用・オート・フルオート

灯油給湯器は、搭載されている機能によって3つのタイプに分けられます。

機能タイプ 自動湯はり 追いだき 自動保温 自動たし湯 配管自動洗浄
給湯専用
オート
フルオート
  • 給湯専用:キッチンやシャワーでの給湯に特化したシンプルなタイプです。追いだき機能はなく、浴槽へは蛇口からお湯を落とし込みます。機能が少ない分、本体価格が抑えられます。
  • オート:スイッチひとつで設定した温度・湯量まで自動で湯はりを行います。追いだきや自動保温にも対応しますが、お湯が減った場合のたし湯は手動で行います。
  • フルオート:オートの機能に加え、水位センサーによる自動たし湯と配管自動洗浄機能を備えています。入浴後に残り湯を排水すると、追いだき配管を自動で洗浄してくれるため、衛生面でも安心です。

家族の人数が多い場合や、追いだき・たし湯の手間を減らしたい場合はフルオートが便利です。一人暮らしやシャワー中心の生活であれば、給湯専用でも十分まかなえるでしょう。

設置タイプ:屋外据置型・屋内設置型・壁掛型

灯油給湯器の設置場所は、住宅の構造や設置スペースによって選びます。

  • 屋外据置型:地面やコンクリートブロックの上に設置するタイプで、灯油給湯器では最も一般的です。メンテナンスや交換がしやすいメリットがあります。
  • 屋内設置型:室内に設置するタイプです。寒冷地で凍結リスクを避けたい場合に選ばれることがあります。排気のための煙突工事が必要です。
  • 壁掛型:外壁に取り付けるタイプで、設置スペースが限られている住宅に向いています。直圧式のモデルに多く見られます。

交換時は、現在の設置タイプと同じタイプを選ぶのが基本です。設置タイプを変更する場合は配管工事が追加で必要になることがあるため、事前に施工業者に相談すると良いでしょう。

高効率型:エコフィールとは

エコフィールは、従来の石油給湯器では排気ガスとともに捨てていた熱(排熱)を回収・再利用する高効率型の灯油給湯器です。ガス給湯器における「エコジョーズ」の石油版にあたる製品です。

【画像】エコフィールの排熱回収の仕組みイラスト。従来型では約200度の排気熱がそのまま排出される様子と、エコフィールでは補助熱交換器で排熱を回収し約60度まで下げて排出する様子を比較

比較項目 従来型石油給湯器 エコフィール
モード熱効率 約79~83% 約90~95%
排気温度 約200℃ 約60℃
灯油消費量 基準値 従来型より約10%以上削減
CO2排出量 基準値 従来型より削減
本体価格 比較的安い 従来型よりやや高め

エコフィールは、「主熱交換器」と「補助熱交換器」の二段階で熱を回収する仕組みです。補助熱交換器で排気熱から熱を取り出して水を予熱し、その水を主熱交換器で加熱することで、少ない灯油で効率よくお湯を沸かせます。

灯油の消費量が減るため、ランニングコストの削減とCO₂排出量の低減が期待できます。本体価格は従来型よりやや高めですが、灯油使用量の多い家庭では、数年で価格差を回収できるケースもあります。

灯油給湯器のメリット

灯油給湯器のメリット

灯油給湯器には、ほかの燃料タイプの給湯器にはない強みがあります。主なメリットを4つ紹介します。

ランニングコストが比較的安い

灯油はプロパンガス(LPガス)と比較して燃料単価が安い傾向にあります。4人家族を想定した場合、灯油給湯器の月々の燃料費は約5,000~6,000円程度が目安です。プロパンガス給湯器の月額7,000~10,000円と比べると、年間で数万円の差になることがあります。

都市ガスと比較した場合はコスト差が小さくなりますが、都市ガスが使えない地域ではプロパンガスとの比較になるため、灯油給湯器のコストメリットがより大きくなります。

パワフルな給湯能力で寒冷地にも強い

灯油給湯器は火力が強く、寒冷地の厳しい冬場でも安定した給湯が可能です。外気温がマイナス10℃以下になるような環境でも、設定温度のお湯を安定して供給できます。このため、北海道や東北をはじめとする積雪地域で長く支持されています。

都市ガス未供給エリアでも使える

灯油給湯器は、ガスの供給インフラに依存しません。灯油さえ確保できれば使用できるため、都市ガスの配管が届いていない郊外や山間部でも導入が可能です。プロパンガスと比べてランニングコストを抑えやすいことも、こうした地域で灯油給湯器が選ばれる理由のひとつです。

停電時にも貯湯式なら残り湯が使える

貯湯式の灯油給湯器は、タンク内に一定量のお湯を常に貯めています。停電時には給湯器本体は動作しませんが、タンク内の残り湯を生活用水として使えるケースがあります。災害時の備えという観点でも、貯湯式にはメリットがあるといえるでしょう。

灯油給湯器のデメリットと注意点

メリットの多い灯油給湯器ですが、導入前に知っておきたいデメリットや注意点もあります。

灯油の補充・管理が必要

灯油給湯器を使うには、屋外にオイルタンク(灯油タンク)を設置し、定期的に灯油を補充する必要があります。灯油はガソリンスタンドやホームセンターで購入するか、配送業者に定期配送を依頼するのが一般的です。

【画像】住宅の屋外に設置されたオイルタンク(灯油タンク)の写真。一般的な90Lまたは198Lサイズのホームタンクが外壁付近に設置されている様子

タンクの残量管理や冬場の灯油切れへの備えなど、ガス給湯器にはない手間が発生します。配送業者との定期契約を結んでおくと、灯油切れの心配を減らせます。

燃焼時のにおいが出る

灯油を燃焼させるため、運転中はわずかに灯油特有のにおいが発生します。屋外設置であれば室内への影響は限定的ですが、設置場所によっては隣家への配慮が必要になることもあります。エコフィールは排気温度が低いため、従来型と比べてにおいが軽減される傾向にあります。

定期的なメンテナンスが欠かせない

灯油給湯器は、燃焼による煤(すす)の付着や、バーナー部分の汚れが発生しやすい特徴があります。年に1回程度の点検・清掃を行うことで、効率低下や故障のリスクを抑えられます。メンテナンスを怠ると、不完全燃焼や異常発火の原因になりかねないため、定期点検は欠かさずに実施しましょう。

本体価格がガス給湯器よりやや高い

灯油給湯器の本体価格は、同等機能のガス給湯器と比較するとやや高めの傾向にあります。ただし、プロパンガス地域ではランニングコストの差で数年以内に初期費用の差額を回収できるケースもあるため、長期的なトータルコストで判断することが大切です。

灯油価格の変動リスクがある

灯油価格は原油市場の動向に連動して変動します。近年は価格が上昇傾向にある時期もあり、将来のランニングコストが読みにくいという不安要素があります。過去の価格推移や地域の灯油相場を確認したうえで、導入を検討すると良いでしょう。

灯油給湯器とガス・電気給湯器を比較するとどれがお得

灯油給湯器の導入を検討する際には、ガス給湯器や電気式の給湯器との比較も重要です。以下に、代表的な4つの給湯器タイプの比較表をまとめました。

【画像】灯油給湯器・ガス給湯器・電気温水器・エコキュートの4種類を比較するインフォグラフィック。それぞれの給湯器のイラストと主要スペックを視覚的に示した図

比較項目 灯油給湯器(石油給湯器) ガス給湯器(都市ガス) ガス給湯器(プロパンガス) エコキュート
初期費用(本体+工事費) 約20~40万円 約15~30万円 約15~30万円 約40~70万円
月額ランニングコスト目安 約5,000~6,000円 約5,500~7,000円 約7,000~10,000円 約2,000~4,000円
年間ランニングコスト目安 約6~7万円 約7~8万円 約8~12万円 約2~5万円
寿命の目安 8~10年 10~15年 10~15年 10~15年
メンテナンス 年1回の点検推奨(煤の清掃等) 比較的少ない 比較的少ない 数年に1回の点検推奨
設置スペース オイルタンクのスペースが別途必要 比較的コンパクト ボンベ設置スペースが必要※1集中プロパン 貯湯タンクのスペースが必要
適した地域 寒冷地、都市ガス未供給エリア 都市ガス供給エリア 都市ガス未供給エリア 全国(夜間電力契約が有利)
補助金制度 エコフィールは対象の場合あり エコジョーズは対象の場合あり エコジョーズは対象の場合あり 対象になりやすい

※ 上記の費用はあくまで目安であり、地域・使用条件・製品グレードによって変動します。

※ 1 プロパンならスペースは不要

都市ガスエリアの場合

都市ガスが利用できる地域では、ガス給湯器(都市ガス)が初期費用・ランニングコストの両面でバランスが良い傾向にあります。灯油給湯器を選ぶメリットは相対的に小さくなるため、あえて灯油にする理由がない限りは都市ガス給湯器が選ばれることが多いです。

プロパンガスエリアの場合

プロパンガス地域では、灯油給湯器のランニングコスト面での優位性が際立ちます。月々約2,000~4,000円程度の差が生まれることもあり、10年間の使用で考えると大きなコスト差になります。プロパンガスエリアにお住まいの方にとって、灯油給湯器は有力な選択肢といえるでしょう。

長期的なコストを重視する場合

エコキュートは初期費用が高いものの、月々のランニングコストが大幅に安いため、10~15年のスパンで見るとトータルコストで有利になるケースがあります。ただし、設置スペースの確保や寒冷地での効率低下を考慮する必要があります。灯油給湯器からの切り替えを検討する場合は、お住まいの地域の電気料金プランや設置条件をあわせて確認すると良いでしょう。

灯油給湯器の選び方で押さえるべき5つのポイント

灯油給湯器を選ぶ際にチェックすべきポイントを5つに絞って解説します。

1. 給湯能力(号数・kW)を世帯人数に合わせる

灯油給湯器の給湯能力は「kW(キロワット)」で表されます。ガス給湯器の「号数」に換算すると、おおよそ以下の目安になります。

世帯人数 推奨給湯能力 ガス給湯器換算の号数目安
1~2人 約36kW前後 16号相当
2~4人 約38~40kW 20号相当
4人以上 約46kW前後 24号相当

家族の人数だけでなく、同時にお湯を使う場所の数(キッチンとシャワーを同時に使うかなど)も考慮して選ぶことが大切です。

2. 直圧式か貯湯式かを判断する

前述のとおり、直圧式と貯湯式にはそれぞれ特徴があります。判断の基本は以下のとおりです。

  • 直圧式が向いている方:シャワーの水圧を重視する方、2階にも給湯したい方、水道水を使用している方
  • 貯湯式が向いている方:初期費用を抑えたい方、井戸水や地下水を使用している方、古い住宅で配管の水圧耐性が心配な方

現在使用中の給湯器と同じ方式を選ぶのが最もスムーズですが、貯湯式から直圧式への変更も可能です。その際は配管の耐圧確認が必要になるため、施工業者に事前相談することをおすすめします。

3. 機能タイプ(給湯専用・オート・フルオート)を選ぶ

生活スタイルや家族構成に合わせて、必要な機能を見極めましょう。

  • 給湯専用:シャワーと台所の給湯だけで十分な場合
  • オート:自動湯はりと追いだきが欲しい場合
  • フルオート:たし湯や配管洗浄まで自動化したい場合

機能が増えるほど本体価格は高くなります。使わない機能に費用をかけるよりも、日常の使い方に合ったタイプを選ぶ方がコストパフォーマンスは高くなります。

4. エコフィールを検討する

灯油の使用量が多い家庭や、長期間の使用を見込んでいる場合は、エコフィールの導入を検討する価値があります。従来型との本体価格差は数万円程度ですが、灯油消費量を10%以上削減できるため、使用年数が長くなるほどコストメリットが大きくなります。

また、エコフィールは省エネ性能の高さから、国や自治体の補助金の対象となる場合があります。導入前に、お住まいの地域の補助金制度を確認しておくと良いでしょう。

5. 設置スペースとオイルタンクの配置を確認する

灯油給湯器の導入には、給湯器本体のスペースに加えて、オイルタンク(灯油タンク)の設置スペースも必要です。オイルタンクは給湯器本体から2m以上離して設置するのが一般的な基準とされています。

交換の場合は現在の設置場所をそのまま使えることが多いですが、新規導入の場合は設置場所の確保と配管ルートの検討が必要です。施工業者による現地調査を依頼し、適切な設置プランを提案してもらいましょう。

灯油給湯器の寿命はどのくらい?交換時期の目安

灯油給湯器の寿命は8~10年が目安

灯油給湯器の一般的な寿命は8~10年とされています。ガス給湯器(10~15年)やエコキュート(10~15年)と比べるとやや短い傾向にありますが、これは灯油の燃焼による煤の付着や部品の劣化が進みやすいことが主な理由です。

定期的な点検・メンテナンスを実施することで寿命を延ばすことは可能ですが、メーカーが定める設計標準使用期間(多くの場合10年)を大幅に超えて使い続けることは、安全面からも推奨されていません。

交換を検討すべき7つのサイン

以下のような症状が現れたら、修理ではなく交換を検討する時期かもしれません。

  • お湯の温度が安定しない:設定温度のお湯が出ない、急に熱くなったり冷たくなったりする
  • 異音がする:「ボンッ」という着火音や「ガタガタ」という振動音が大きくなった
  • 異臭がする:通常と異なる焦げたにおいやガスのようなにおいがする
  • 水漏れが発生している:本体下部や配管接続部から水が漏れている
  • 排気口の変色・黒ずみ:不完全燃焼のサインである可能性がある
  • エラーコードが頻繁に表示される:リモコンにエラー表示が繰り返し出る
  • 点火までに時間がかかる:蛇口を開いてからお湯が出るまでの時間が長くなった

使用開始から8年以上経過している場合は、一度修理しても別の部品が劣化して再び不具合が起きることがあります。修理を繰り返すよりも、交換した方が結果的に費用を抑えられるケースが多いです。

交換費用の相場や工事内容の詳細については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。


給湯器の交換はどこに頼む?業者6種類の特徴と失敗しない選び方を解説

灯油給湯器に関するよくある質問

Q1. 灯油給湯器とガス給湯器、どちらが光熱費は安いですか?

プロパンガス(LPガス)との比較では、灯油給湯器の方がランニングコストが安くなる傾向にあります。月々約2,000~4,000円の差が出ることもあり、年間で見ると数万円のコスト差になります。一方、都市ガスとの比較ではコスト差は小さくなり、地域や使用量によってはほぼ同等になることもあります。灯油価格やガス料金は地域差が大きいため、お住まいの地域の単価をもとに試算すると正確な比較ができます。

Q2. 灯油給湯器のメンテナンスはどのくらいの頻度で必要ですか?

年に1回程度の点検・清掃が推奨されています。主な点検内容は、バーナー部分の煤の除去、燃焼状態の確認、配管や接続部の漏れチェックなどです。メンテナンスを行うことで効率低下を防ぎ、故障のリスクも抑えられます。メーカーや販売店が有償の定期点検サービスを提供していることが多いため、購入時に確認しておくと安心です。

Q3. 灯油給湯器からエコキュートへの切り替えは可能ですか?

灯油給湯器からエコキュートへの切り替えは可能です。ただし、エコキュートは貯湯タンクの設置スペースが必要になるほか、200Vの電源工事や配管の変更工事が発生するため、灯油給湯器同士の交換よりも工事の規模が大きくなります。初期費用は高くなりますが、ランニングコストの大幅な削減が見込めるため、長期的な視点で検討する価値はあります。設置条件や電気料金プランを含め、施工業者に相談して見積もりを取ることをおすすめします。

まとめ

灯油給湯器(石油給湯器)は、灯油を燃料にしてお湯を沸かす給湯器です。この記事のポイントを振り返ります。

  • 灯油給湯器=石油給湯器=灯油ボイラー。呼び方は異なりますが、いずれも同じ製品カテゴリを指します。
  • 給湯方式は直圧式と貯湯式の2種類です。シャワーの水圧を重視するなら直圧式、初期費用や井戸水対応を重視するなら貯湯式が向いています。
  • メリットは、ランニングコストの安さ、寒冷地での安定性、都市ガス未供給エリアでも使用できる点です。
  • デメリットは、灯油の補充・管理、燃焼時のにおい、定期的なメンテナンスが必要なこと、本体価格がやや高めな点です。
  • プロパンガスエリアでは、ランニングコストの面で灯油給湯器が有利になりやすい傾向があります。
  • エコフィールを選ぶと、灯油消費量を10%以上削減でき、ランニングコストと環境負荷の低減が期待できます。
  • 寿命の目安は8~10年です。異音・異臭・水漏れ・温度の不安定などの症状が現れたら、交換を検討しましょう。

灯油給湯器の交換や新規導入をお考えの方は、設置環境や家族構成に合わせて適切な製品を選ぶことが大切です。不明な点がある場合は、専門の施工業者に相談し、現地調査と見積もりを依頼しましょう。

クラシアンなら、灯油給湯器のお困りごとにも対応いたします。

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※ 本記事の情報は2026年6月時点のものです。給湯器の仕様・価格・工事内容は、メーカーや設置条件によって異なる場合があります。正確な費用や工事内容については、必ず施工業者による現地調査と見積もりをご確認ください。

この記事の監修者
株式会社クラシアン/東日本研修所(所長) 小林義和
名前
小林義和
経歴
2005年クラシアン入社。所沢営業所(旧西埼玉支社)に配属。
さいたま営業所(旧北埼玉営業所)・東埼玉営業所への異動を経て2013年より現職。累計1000人以上のスタッフを指導。
保有資格:管接続工事監督者・液化石油ガス設備士 ほか
所属
株式会社クラシアン/東日本研修所(所長)
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