トイレの選び方ガイド

はじめてのトイレ選び3ステップ

トイレリフォーム・交換で失敗しないためには、まずトイレの種類を正しく選ぶことが重要です。トイレルームの広さや現状のタイプを確認し、自宅に合うトイレを選んでからデザインや節水などの機能を比較検討するのがポイントです。

STEP 1

トイレの設置条件

トイレの設置条件

ご自宅のトイレルームに合うトイレを選ぶために、事前に設置条件を確認しておきましょう。
正確な設置可否については、クラシアンへご相談ください。

排水方式は?


床排水


壁排水

トイレの排水方式は主に「床排水」と「壁排水」の2種類があります。排水方式により、選べるトイレが変わってくるため、事前確認が必要です。

①床排水

床に排水管が接続されている、戸建て住宅に最も一般的なタイプです。排水管は便器の下にあり、目視では確認できません。

壁から排水管の中心(排水芯)までの距離で設置の可否が決まります。

  • 200mm固定:どの便器でも自由に選択可能です
  • 200mm以外:リモデルタイプの便器を選択してください

②壁排水

壁に排水管が接続されているタイプで、マンションなど集合住宅でよく見られます。便器の後ろに管が通っていることが確認できたら、壁排水です。

床から排水管の中心(排水高)までの高さで設置の可否が決まります。

  • 120mm:どの便器でも自由に選択可能です
  • 155mm:排水高155mmに対応している便器を選択してください

排水芯・排水高は?

便器の品番から排水芯・排水高をお調べいただけます。また以下対応表に記載がない場合も交換が可能です。不明な場合はお問い合わせください。

シリーズ\排水芯 戸建・マンション
床200mm
戸建・マンション
床リモデル
マンション
壁120mm
マンション
壁155mm
ピュアレストQR
ピュアレストEX
一体型トイレGG
ネオレスト
アメージュ便器
プレアスLS
サティスS/G/X
アラウーノS160/S141
アラウーノV
アラウーノL150

トイレルームの寸法の目安は?

トイレ室内の奥行き、幅を測定し、選定する便器が収まるか確認します。ドアの開閉や手洗い器の設置スペースも事前に検討しておけると、想定外に圧迫感が出てしまったという事態を防ぐことができます。

奥行きをたっぷり取ることで、使用時の膝まわりの圧迫感を減らし、立ち座りがしやすくなります。

  • 最低限の目安:便器の先端から前方の壁やドアまで 40cm以上 を推奨。
  • 理想:ゆとりを持つなら 50cm以上。

体の動きや掃除、将来的な手すり設置を考慮して幅を決めるのがおすすめです。

  • 最低限の目安:便器の中心から左右それぞれ 15cm以上。

内開きドアの場合、便器の前に十分な空間を取らないと、開閉に支障が出ます。

狭い空間の場合は、「引き戸」や「外開きドア」への変更も可能です。

STEP 2

トイレタイプかんたん比較

トイレタイプかんたん比較

まずは3つの
トイレタイプの特長を把握

組み合わせトイレ

「便器」「便座」「タンク」が独立しているタイプ。部品ごとに交換や修理がしやすく、価格も比較的抑えられるため人気です。

一体型トイレ

「便器」「便座」「タンク」が独立しているタイプ。部品ごとに交換や修理がしやすく、価格も比較的抑えられるため人気です。

タンクレストイレ

「便器」「便座」「タンク」が独立しているタイプ。部品ごとに交換や修理がしやすく、価格も比較的抑えられるため人気です。

選ぶメリットは?

組み合わせトイレ

  • 部品ごとの交換・修理が可能
  • 組み合わせる便座によって機能性を高めることができる
  • タンク式のため、水圧が低い場所でも取り付け可能
  • コストパフォーマンスに優れる

一体型トイレ

  • 凹凸が少なく掃除がしやすい
  • デザインに統一感があり見た目がスマート
  • 水圧が低くても対応可能

タンクレストイレ

  • デザイン性が高く、空間を広く使える
  • 凹凸が少なく掃除がしやすい
  • タンクに水をためる必要がなく、連続で流せる

選ぶデメリットは?

組み合わせトイレ

  • パーツの接合部に隙間が生じやすく、掃除がしづらい
  • タンク式のため、連続使用時に水の供給が追いつかないことがある
  • 見た目の統一感に欠けることも

一体型トイレ

  • 故障時に部分交換ができず、丸ごとの交換が必要になる
  • サイズによっては設置時に圧迫感を感じることも

タンクレストイレ

  • 本体価格が高め
  • 水圧が弱いと設置できないことがある
  • 手洗いが別途必要になる
  • 故障時に部分交換ができない

こんな方におすすめ

組み合わせトイレ

  • 予算を抑えたい方
  • 手洗い場を設置するスペースの確保が難しい方
  • 賃貸オーナー(入居者が変わるごとに便座だけを交換)
  • 古い便器を活かして最新機能を導入したい方

一体型トイレ

  • 掃除のしやすさを重視する方
  • 統一感のあるデザインを求める方
  • 高齢者のいる家庭など、シンプルな操作性を好む方

タンクレストイレ

  • スタイリッシュな空間にしたい方
  • モダンなデザイン重視の方
  • 掃除を楽にしたい方
  • 節水を重視する方
  • 来客や家族が多く、連続使用での水切れを心配したくない方

施工現場の声

組み合わせトイレ

組み合わせトイレは機能性と価格のバランスを重視する方には最適な選択肢です。

見た目の統一感という点では他のタイプに劣ります。 「古い便器と新しい便座の形が合わなかった」というトラブルを避けるため、必ず便器の型番をチェックして互換性を確認することをお勧めします。

一体型トイレ

一体型トイレは設置の制約が少なく、多くのご家庭に適しています。

将来的なメンテナンスを考えると、部分的な不具合でも全体交換が必要になる可能性がある点はご理解いただきたいポイントです。
図面上では問題なくても、実際に設置すると圧迫感を感じることがあるため、設置スペースも気をつけていただきたいです。

タンクレストイレ

タンクレストイレは見た目の美しさから人気がある商品です。

マンションの高層階などは水圧が弱いことがあり、そういった際は低水圧に対応した型番を選ぶ必要があります。
既存の配管位置によっては床の解体工事が必要になることもあるため、見た目だけでなく設置条件も確認することをお勧めします。

組み合わせトイレの
おすすめ商品

一体型トイレの
おすすめ商品

タンクレストイレの
おすすめ商品

メーカーでトイレを選ぶ

メーカーでトイレを選ぶ

便器・便座のみ交換する場合、床や壁の張り替えも合わせて行う場合など、ケースごとの費用相場を紹介します。

機能でトイレを選ぶ

機能でトイレを選ぶ

「自動洗浄・除菌・脱臭機能」「ラクラクお掃除機能」「省エネ機能」など、多彩な機能があります。日常的に使うものだからこそ、快適さやお手入れのしやすさなど、重視するポイントを見つけ、最適なものを選びましょう。

STEP 3

オプションを追加する

オプションを追加する

床材・壁材

  • 素材(クッションフロア、フロアタイルなど)
  • 色(汚れが目立ちにくい色や既存の床とのバランス、見た目の好みなど)
  • 機能(防水性や耐久性、掃除のしやすさなど)

その他

  • 収納
  • 紙巻き器(ペーパーホルダー)
  • タオルリング
  • 手すり

多様なオプションをご用意しておりますので、トイレ交換と併せてご相談ください。

条件に合ったトイレを見つける

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クラシアンが取り扱うすべてのトイレから、ご希望の条件を指定して検索することができます。