屋外の施工事例

最上階の水圧が弱いマンションの給水ポンプを交換

マンションオーナーから、ご自身のお住まいがある最上階の水圧が弱いため、改善してほしいとご連絡をいただきました。受水槽から揚水ポンプで屋上の高架水槽に水を上げ、高低差を利用して給水する方式のため、高架水槽に一番近い最上階の水圧が低くなるという状況でした。

上階の水圧が弱い「受水槽高架水槽方式」給水

ご連絡をいただいたのは6階建てマンションのオーナーで、最上階にご自身のお住まいがあります。
23年前の新築当時から水圧が低く不便に思っていらっしゃったそうです。

この建物では、受水槽に貯めた水道水を揚水ポンプで屋上の高架水槽に汲み上げ、そこから各戸へ重力で流下させる「受水槽高架水槽方式」の給水を行っていました。
この方式では、各戸へは高架水槽から重力により給水されるため、落差の少ない上階では水圧が弱くなってしまうという特徴があります。

そこで、揚水ポンプを増圧ポンプに変え、加圧給水方式にすることを提案いたしました。
加圧給水方式では高架水槽を使用しませんので、屋上の水槽で定期的に行っていた清掃や点検が必要ありません。

工事に先立って、マンションの住民の方へ断水の通知をするため、当社で作成した案内を2週間前に各部屋のポストに投函し、更に共有エリアの掲示板にも掲示しました。

施工当日は、まず揚水ポンプから水を汲み上げて屋上の高架水槽を満水にします。高架水槽に水が残っている間は水が使えるので、断水せずに施工が行えます。
その間に揚水ポンプを加圧ポンプに取り替えました。
最後に、お知らせしている14時から16時の断水時間を使って、高架水槽の切り離しと新たな給水管の接続、空気抜き弁の設置を行いました。