キッチンの施工事例

水漏れで腐ってしまった台所の木製シンク

台所で洗い物をしていると、シンクの下から水漏れが発生。給水管や排水管の故障ではありませんでしたが、壁に接した部分の防水用コーキングが剥がれて、シンクやコンロの後ろへ水漏れしていたので、シンクごと交換することになりました。

キッチンのシンクを交換

台所で水を使っていると、シンクの下から水が流れてくるので調べに来てほしい、というご相談をいただき出動しました。排水が詰まってあふれている様子もないし、どこから水漏れをしているのかわからないそうです。

拝見したことろ、シンクと壁の隙間を埋めていたコーキング剤が古くなって剥がれているのがわかりました。洗い物などをした際に水がかかって、壁伝いに床を濡らしていたようです。

給排水には異常はありませんでしたので、コーキング剤を補修すれば完了ですが、お客様がこれを機に新しいシンクとコンロ台への取替えることを希望されていらっしゃいます。
そこで工事の内容と費用、工期などをご説明して、見積書を作成しました。当社では、施工前に必ずサービススタッフが見積書を作成し、これから行う工事の説明をしっかり行います。施主様に不安や気になることがある状態では工事を行えません。
相談がまとまり、さっそく選んでいただいたシンクを手配して工事の予定を立てました。

また、このままではシンクを交換するまで台所が使えませんので、壁とシンクの間に養生テープを貼り、水が入り込まないようにしてこの日は現場を後にしました。

工事の日はまず、周りの家財を保護するために荷物を片付けて養生を行います。それから古いシンクを取り外しました。
はずしてみると壁には水漏れが乾いた跡が残っており、シンクの背に張られた板は腐ってもろくなっています。幸い台所の床は無事でした。
新しいシンクを運び込み、排水管としっかりつなぎます。壁との隙間には新しいコーキングをして再び漏水しないようにしました。

お客様の反応

水に濡れた場所が腐ってしまうかもしれないと心配されていらっしゃいました。床は大丈夫でしたが、シンクの裏側は水をたくさん吸って傷んでしまいました。

そこで、新しいシンクにはホーロー製をおすすめいたしました。ホーローは汚れや湿気に強く、カビが生えにくい特徴があります。熱にも強いので、長くきれいに使いたい調理台には最適です。

また、お客様には過去に予算に合わない高額商品をすすめられた経験があったため、ご希望を伺いながら性能が良く値ごろ感のある製品を提案したこと、ご家族で相談されてはいかがか、と決断を急がせなかったことが当社の利用を後押ししたようです。

はじめにお伺いしたときには不安そうだったお客様が、完成後には笑顔で見送ってくださったことが印象に残りました。