水まわり全般のよくあるご質問一覧

Q水を止めると壁や床からドン!と音がする

ウォーターハンマー現象(水撃)が原因です。放置すると配管の破損や水漏れにつながる可能性があるため、対策が必要です。

ウォーターハンマー現象(水撃)が原因です。放置すると配管の破損や水漏れにつながる可能性があるため、対策が必要です。

ウォーターハンマー現象とは

水を止めると、壁の中や床下から「ドン!」「コン..」「ゴーン!」「バシ!」など原因不明の衝撃音がする現象を指します。

これは、シングルレバー水栓器具や大型全自動洗濯機などで大量の水が流れていた状態から急閉止したことにより発生します。壁内または床下に配管されているパイプ内の水が圧力の逃げ場を失い、配管内の圧力が急上昇して起こる現象です。

原因とメカニズム

原因は大きく分けて2つあります。それぞれのメカニズムとともにご紹介いたします。

■ 圧力変動

行き場を失った水が配管内を強い力で叩き、圧力の急上昇と衝撃が発生します。

■ 水柱分離

水道ポンプが急停止すると、水が慣性で流れ続けようとして水が分離し、その後水が再合流した際に衝撃音が「ドン」と発生することがあります。

自分でできる対策

■ 蛇口をゆっくり閉める

シングルレバー水栓などは特に急閉止しやすいため、ゆっくり操作することで改善されます。ハンドル式の水栓では、ハンドルをくるくると回しながら、ゆっくりと水量を絞り、穏やかに止水することで音を軽減できます。

■ 水撃防止器を取り付ける

ホームセンターなどで販売されている水撃防止器(ウォーターハンマー低減器)を、蛇口のハンドル部分や給水管に取り付けることで、現象を低減できます。

■ 水圧が強い場合

使用に問題が無い程度に水圧を調整する事で軽減出来る場合があります。

上記の対策を行っても改善しない場合、配管の劣化など目に見えない原因も考えられます。当社の無料相談をご利用ください。

放置することのリスク

ウォーターハンマー現象を放置しておくと、配管の破損や破裂、形状変化などによる劣化を引き起こす可能性があります。さらに、水漏れや給湯器、洗濯機などの部品が損傷する原因となり、より深刻なトラブルに発展することもあります。

ウォーターハンマー現象の程度にもよりますが、気になる場合は一度クラシアンの無料電話相談をご利用ください。

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