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【症状別】トイレの故障・不具合の原因と修理方法を解説

【症状別】トイレの故障・不具合の原因と修理方法を解説

生活に欠かせないトイレが故障してしまった場合、自分で修理しようと考えている方もいるのではないでしょうか。ひと口に故障といっても不具合の原因はさまざまで、原因ごとに効果的な対処法も異なります。なかには業者への依頼が必須となるケースもあるので、まずは原因を確認することが大切です。 今回は症状別に、トイレの故障・不具合の原因と修理方法を解説します。

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【トイレの故障】修理内容によっては知識や技術が必要

トイレの故障は、自分で対応できる軽微なものから専門業者でないと不可能な知識・技術が必要となるものまで幅広く、トラブルの原因によって異なります。

例えばトイレのつまりひとつとっても、つまりの種類や程度によって異なるため、ラバーカップで対応できることもあれば専門業者でないと修理できないケースもあるのです。

つまり以外の故障の多くは、部品交換で解決できます。中には部品さえ調達すれば、自分で修理できるケースもあります。

トイレに使用されている交換可能な主な部品は、以下の4つです。

  • ボールタップ(浮き玉):トイレタンクの水位を調整する部品。水位とともに上下し、水位が低下すると給水が始まる
  • フロートバルブ:便器内へ水を流す部品。トイレタンク内の水をせき止めており、レバーと連動して開閉する
  • レバー:フロートバルブと繋がっており、レバーを回すとバルブが開閉する
  • オーバーフロー管:トイレタンク内にある細い管で、トイレタンクから水が溢れるのを防ぐ。タンク内の水位に異常が出た際に機能する

ただし、素人による部品交換は時間と手間がかかり、かえって症状を悪化させる恐れがあります。

まずは原因を突き止めて、自分で修理できそうか確認することが大切です。

自分で修理するのが不安な場合は、水まわりの依頼件数№1の「クラシアン」へご相談ください。最短30分で即解決いたします。

【症状別】トイレが故障した原因と修理方法

トイレが故障した際の症状別に、故障した原因と修理方法を解説します。

もし自分で部品交換をする場合は、メーカーや製品に合ったものを選びましょう。トイレの部品は、ホームセンターやネットショップ、便器メーカーの公式ホームページから購入できます。

トイレに合致する部品がわからない場合は、汎用タイプの部品がおすすめです。

トイレの水が止まらない場合

トイレの水が止まらない場合、考えられる原因として以下の3つが挙げられます。

  • ボールタップ(浮き玉)の不具合により給水が止まずタンク内の水位が高過ぎる
  • フロートバルブによる蓋が不完全(ゴムの劣化など)
  • オーバーフロー管が折れている、もしくはひび割れしている

トイレタンクの蓋を開けて、どの部品に不具合が起こっているのか確認し、異常があれば交換・修理する必要があります。

【不具合箇所の確認方法】

  • 浮き玉を持ち上げても水が止まらない場合→「ボールタップを交換」
  • フロートバルブを触って手が黒くなる場合→「フロートバルブを交換」
  • フロートバルブを上から押さえると水が止まる場合→「フロートバルブを交換」
  • オーバーフロー管にヒビ割れがある場合→「オーバーフロー管の交換」
  • レバーとフロートバルブをつなぐ鎖がねじれている→「鎖のねじれを直す」

タンク内の部品交換は比較的簡単とはいえ、誰でも実施できるわけではありません。

トイレの水が流れない・タンクに水が溜まらない場合

トイレの水が流れない・タンクに水が溜まらない場合、考えられる原因として以下のふたつが挙げられます。

  • ボールタップが劣化している
  • レバーの軸が折れている

どの部品に不具合が起こっているのか確認し、異常があれば交換しましょう。

【不具合箇所の特定方法】

  • 流れる水の量が少ない・タンク内の水量が少ない・タンクになかなか水が溜まらない →「ボールタップを交換」
  • 浮き玉の半分以上が水に沈んでいる→「ボールタップを交換」
  • 浮き玉がヒビ割れている→「ボールタップを交換」
  • レバーの軸が折れている→「レバーを交換」
  • レバーとフロートバルブをつなぐ鎖が切れている→「フロートバルブを交換」

フロートバルブやレバーの交換であれば比較的簡単なため、自分で修理することも可能です。

トイレがつまっている場合

トイレがつまっている場合は何を流したかによって対処法が異なるため、まずは原因を探ることが大切です。

無理に流そうとすると、逆流して水が溢れたり、異物が取り出しにくい位置に流れたりするなど状況が悪化しかねません。

【不具合への対処方法】

  • トイレに流せるものがつまっている場合→ラバーカップ(すっぽん)を使用
  • トイレに流せない異物がつまっている場合→手で拾う

ラバーカップがない場合は、底を切ったペットボトルで代用することも可能です。

便器内の異物を拾う際は、必ず手首まで覆えるゴム手袋を着用しましょう。

異物を発見できない場合は、排水管のどこかで停滞していることが考えられるため、無理に対処しようとせず専門業者に依頼してください。

オムツのような吸水性の高いものが排水管を完全に塞いでいる場合も、無理に自分で対処しようとせず、専門業者へ依頼するのがおすすめです。

トイレの床が濡れている場合

トイレの床が濡れている場合は、考えられる原因として以下の5つが挙げられます。

  • 給水管やタンクからの水漏れ
  • ウォシュレットなど温水洗浄便座内の劣化
  • 便器の破損
  • フランジの劣化
  • 結露

場合によっては、便器そのものの交換が必要になるケースもあります。

【不具合箇所の特定方法】

  • 給水管から水漏れしている→「ナットを締め直す・パッキンを交換する」
  • タンクから水漏れしている→「専門業者へ依頼する」
  • ウォシュレットなど温水洗浄便座から水が漏れている→「専門業者へ依頼する」
  • 便器がヒビ割れている→「専門業者へ依頼・便器本体を交換する」
  • 使用していないのに水漏れする、もしくは何度か洗浄するとジワジワと便器と床の間から水漏れしてくる→「専門業者へ依頼する」
  • ドア・窓を開けて外部との温度差を減らすと改善される→「結露を防ぐため換気する」

ほとんどの場合自分で対応するのは不可能なので、結露が原因でなければ業者へ相談するのがおすすめです。

便座がガタつく場合

便座がガタつく場合に考えられる原因は以下の3つです。

  • 異物が挟まっている
  • クッション材を紛失している
  • 接合部に異常がある

【不具合箇所の特定方法】

  • 便座の裏側や接合部にゴミが挟まっていないか確認→「あれば取り除く」
  • 便座裏側のクッション材が外れたり劣化したりしている→「クッション材を交換する」
  • 便座と便器の接合部がガタつく場合→「ナットを締める」

一般的に便器裏側の左右にナットが設置されているので、工具を使って締め直しましょう。

対処が難しい場合や直らない場合は、専門業者へ相談しましょう。

ウォシュレットなどの温水洗浄便座が動かない場合

ウォシュレットなどの温水洗浄便座が動かない場合は、いつの間にか電源プラグが抜けたり電源が切れたりしている可能性があります。

まずは下記の3つを確認しましょう。

  • 電源プラグがしっかり差し込まれているか
  • 電源が入っているか
  • リモコンの電池が切れていないか

どうしても動かない場合は故障が考えられるので、専門業者へ依頼して修理もしくは交換してもらいましょう。

一般的にウォシュレットなどの温水洗浄便座の寿命は10年程度なので、場合によっては寿命による故障の可能性もあります。

ウォシュレットなどの温水洗浄便座の交換作業は自分でも行えますが、部品選びや作業が不安な方は専門業者に依頼するのがおすすめです。

ウォシュレットなどの温水洗浄便座の水の勢いが弱い場合

ウォシュレットなどの温水洗浄便座の水の勢いが弱い場合は、ノズルやフィルターの目づまりが原因です。

まずは「ノズル掃除モード」でノズルを引き出して、歯ブラシで掃除してみましょう。ノズルに溜まった汚れが原因であれば、この方法での解決を期待できます。

解決しない場合は、フィルターに原因があると考えられます。

フィルターはウォシュレットなどの温水洗浄便座へ、水を引き込んでいる給水管・給水管の止水栓にあるので、止水栓を閉めてからフィルターを取り出してゴミ・汚れを掃除しましょう。

フィルターを取り出すと水がこぼれるため、あらかじめ床にシートを敷いておくと安心です。

ノズルの出し方やフィルターの位置、外し方は機種によって異なるため、説明書を確認してから作業してください。

ウォシュレットなどの温水洗浄便座から水が垂れる場合

ウォシュレットなどの温水洗浄便座から水が垂れる場合は、誤作動を起こしている、もしくはノズルユニットが故障している場合が考えられます。

ウォシュレットなどの温水洗浄便座からの水垂れは、クリーン機能の作動や温水にするための排水など、正常に機能していても発生するため一概に故障とは限りません。

単に着座センサーの汚れや便座カバーで隠れていることで、誤作動が起こっているケースも考えられます。

どうしても勝手に水が出たり、水が止まらなかったりする場合は、ウォシュレットなどの温水洗浄便座を再起動して様子をみましょう。

一般的には、電源プラグを抜き10秒ほど待って再度差し込むと再起動できます。とはいえ、メーカーや機種によって再起動の仕方は異なるため、詳しくは取扱説明書を確認してください。

上記の方法を試しても改善されない場合は、ノズルユニットやセンサーの故障などが考えられるため専門業者へ依頼しましょう。

便座が温まらない・フタの自動開閉機能が作動しない場合

保温・自動開閉など便座の機能が作動しない場合は、センサーに原因があると考えられます。

人体検知センサーが汚れていると上手く作動しないため、定期的に掃除しましょう。

また人感センサーは激しい温度変化や強い光などで誤作動を起こしがちなので、下記のような要因がないかチェックしてみてください。

  • トイレに暖房器具を設置している
  • 直射日光が当たる

このように環境的な要因でセンサーが誤作動することもあるので、暖房器具をセンサーに近付け過ぎない・カーテンを設置するなど対策が必要です。

タンクレストイレの水が流れない場合

タンクレストイレの水が流れない場合は、内蔵されているバルブや電気系統などの経年劣化が原因と考えられます。

構造が複雑かつ電気系統が多いため、簡単には部品を交換できません。修理業者でも対応は難しいため、メーカー対応が基本になります。

部品が廃盤となっている場合は、トイレ本体の交換が必要になるケースも考えられます。

日頃から定期的なメンテナンスを心がけ、大きな故障にならないよう注意しましょう。

トイレの故障で専門業者に依頼すべき3つのケース

トイレの故障は簡単な部品の交換程度なら自分で行うことも可能です。しかし、中には専門業者に依頼するべき重大なケースもあります。

ここでは専門業者に依頼すべきトイレの故障を紹介するので、いずれかに当てはまる場合は、すぐに「クラシアン」へご相談ください。

トイレの床から水が漏れている

トイレの床と便器の隙間から水が漏れている場合は、便器を外してガスケットやフランジなどの部品を取り替える必要があるため、個人では修理が不可能です。

便器と床の隙間から漏れ出てくる水は汚水のため、悪臭が漂うのはもちろん床に浸水して家屋を傷めてしまいます。

特に集合住宅の場合は階下にまで水が漏れて、大きなトラブルにつながることも考えられます。

早急な対応が求められるので、すぐに水道修理業者へ依頼しましょう。

原因がわからない

トイレがつまった原因が分からない場合は専門業者へ依頼すべきです。

トイレつまりは何がつまったかによって適切な対処法が異なるため、誤った対処をするとつまりが悪化したり便器や排水管が破損したりと、事態を悪化させるリスクがあります。

特にマンションのような集合住宅では、便器や排水管の破損が原因で、ほかの住人にまで被害を及ぼす危険性もあります。

原因がわからないまま自己判断で対応せずに専門業者へ相談しましょう。

便器自体が破損している

便器の陶器部分が割れたりヒビが入ったりと、破損している場合も専門業者へ依頼しましょう。

放置したり素人が補修したりすると、状態が悪化して大きなトラブルにつながる可能性があります。

業者を呼ぶまでの応急処置として、防水パテやコーキングを使って自分で補修することもできますが、完全な修理は不可能です。

便器が破損している場合は、専門業者へ依頼して便器本体を取り替えてもらう必要があります。

まとめ

トイレが故障した場合、軽微な部品交換程度であれば自分で対応することも可能ですが、専門的な知識や技術が必要なケースが多くなっています。

ひと口にトイレの故障といっても、故障している部分や原因はさまざまです。原因ごとに適切な対応を施さないと、症状をより悪化させてしまう可能性もあります。

無理に自分で修理しようとせず、専門業者へ依頼しましょう。

水まわりの豊富な知識と経験を持つ「クラシアン」なら、最短当日に施工が完了します。無料で電話相談・見積りを受け付けているので、まずはお気軽にご連絡ください。

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