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自分で混合栓を交換・取り付ける方法とおさえておきたいポイント

混合水栓修理

自分で混合栓を交換・取り付ける方法とおさえておきたいポイント

【クラシアン】混合栓の交換方法をご紹介します。一つの蛇口でお湯と水の両方が出せる混合栓は、難易度は高めですがポイントをおさえれば自分で交換することが可能です。ただし失敗すると水漏れにつながるので、無理をせず、難しさを感じたら途中でも作業を中止して専門業者に依頼しましょう。

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タイプ別・混合栓を自分で交換する方法とポイント

混合水栓修理

故障や水漏れがある混合栓を交換したい時や、今よりも機能性の高い水栓に交換したい時、必要な工具やDIYの経験値があれば自分で対応できるかもしれません。混合栓を交換・取り付ける方法を、設置タイプ別にご紹介していきます。

混合栓の設置タイプ4つ

混合栓の交換でまず気をつけるのは、基本的に現在設置されている水栓と同じタイプの新しい水栓を取り付けなければならないということ。同じタイプの混合栓を正しく選んで購入する必要があります。もし設置タイプを変更したい場合は、DIYではなくクラシアンにご相談ください。
混合栓には主に下記の4つのタイプがあります。まずは交換したい混合栓がどのタイプなのかを確認してみましょう。

壁付タイプの混合栓

壁から蛇口が出ているタイプで、お風呂や壁付きキッチンによく見られます。2つの脚(偏心管)で壁に設置されていて、それぞれが給水管・給湯管に接続されています。壁付の混合栓の交換は比較的簡単にできますが、2つの足を水平に取り付けるのには少し苦労するかもしれません。

台付ワンホールタイプの混合栓

システムキッチンに多いタイプで、天板(台)やカウンターから1つの穴で水栓本体が取り付けられています。1つの穴の中で給水管・給湯管の両方に接続されており、穴の大きさは一般的にφ35mm前後です。

台付ツーホールタイプの混合栓

キッチンや浴室、洗面台などの水栓に多く使われています。天板(台)やカウンターに2つの穴が空いており、混合栓の下部がそれぞれ給水管と給湯管に接続されています。

洗髪シャワータイプ(コンビネーションタイプ)の混合栓

洗面台に多い混合栓で、蛇口と操作レバーが別々の穴から独立して立ち上がっているタイプです。穴が2つ空いているからといって、ツーホールタイプから洗髪シャワータイプの混合栓への交換、洗髪シャワータイプからツーホールタイプの混合栓への交換はDIYで容易にできません。
なお、3つ穴タイプの混合栓もコンビネーションタイプと呼ばれることがあるので、新しい水栓の選定時にはご注意ください。

壁付タイプの混合栓を交換する

壁付タイプ混合栓交換のポイントと注意点

適合サイズをチェック

壁に設置されている2つの脚(偏心管)の配管中央から中央までの距離を測ります。この距離により、交換できる混合栓の適合サイズが異なります。確認して適した混合栓を探し、購入しましょう。

設置場所をチェック

混合栓の交換作業場所のすぐ下に台(天板・水切り)などの障害物があると、偏心管が回せず取り付けできないケースがあります。既存の混合栓と新たに設置する混合栓の偏心管の長さを確認し、そのままでは取り付けできない場合は障害物をかわす偏心管アダプター(別売り)が必要になるので注意してください。

固着している場合は無理をしない

古い偏心管が固着して回せない場合は、クラシアンにご連絡ください。力づくで無理に回そうとすると、給水管・給湯管を傷めて水漏れを招きます。

壁付タイプ混合栓の交換方法

STEP1 | 水道の元栓を閉める

混合栓の交換は必ず水道を止めてから行う。

STEP2 | 古い混合栓を外す

混合栓の後ろ側の固定ナットをゆるめて本体を外し、偏心管を反時計回りに回して壁から外す。

STEP3 | 配管を清掃する

使い古しの歯ブラシなどで、配管(壁の穴部分)に残った古いシールテープやゴミをキレイにする。

STEP4 | 偏心管の回転数を確認

交換する混合栓の偏心管が取り付け時に何回転するかを、シールテープを巻かない状態で確認する。左右の高さが並行になっているかを定規などで確かめ、確認したら外しておく。

STEP5 | シールテープを巻く

偏心管のネジ山部分に、シールテープを軽く引っ張りながらネジの回転方向に7~10回巻く。STEP4で数えた数より1回転少ない数で偏心管を取り付け、ハの字の位置で止める。次のステップで角度調整が必要となるケースが多いため、少し手前で止めておく方がスムーズ。

STEP6 | パッキンと本体を取り付け

偏心管にパッキンを入れ、本体を取り付ける。混合栓が水平になるように湯・水(左右)の偏心管を時計回りにゆっくり動かして調整。わずかでも反時計回りに動かすと水漏れの原因となるので、STEP5のはじめからやり直す。

STEP7 | ナットを締めてスパウトを取り付け

混合栓の後ろ側の固定ナットをしっかりと締め、パッキンを入れてスパウトを取り付ける。ナットは工具でしっかり締め、元栓を開いて水漏れがなければ完了。

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台付ワンホールタイプの混合栓を交換する

シングルレバー混合水栓

台付ワンホールタイプ混合栓交換のポイントと注意点

適合サイズをチェック

蛇口本体を外し、空いている穴のサイズを測り適合する水栓を用意しましょう。既存水栓のメーカーと型番がわかれば、メーカーに問い合わせして穴のサイズを確認できる場合もあります。
原則的に国内メーカーの混合栓は共通サイズになっているので、キッチンと異なるメーカーの混合栓でも交換が可能です。ただし、一部の商品で穴のサイズを変更するためのアダプターが必要となる場合があります。

給水管・給湯管の長さをチェック

カウンターの下の給水管・給湯管+逆止弁の長さを測り、それに適合する交換用の混合栓を購入します。カウンター下の壁の中に給水管・給湯管が隠れている場合はクラシアンにご連絡ください。

必要な工具をチェック

現在取り付けられている混合水栓と、新しく交換する混合水栓の取り付け方法を確認します。商品によっては、モンキーレンチやウォーターポンププライヤーが必要になるかもしれません。カウンター下の狭く暗い空間での作業が発生するため、懐中電灯もあると良いでしょう。

台付ワンホールタイプ混合栓の交換方法

STEP1 | 水道の元栓を閉める

混合栓の交換は必ず水道を止めてから行う。

STEP2 | 止水栓と配管を外す

カウンターの下で、混合水栓の給水管・給湯管を接続するナット、逆止弁(またはジョイント金具)を外す。

STEP3 | 混合栓を外す

カウンターの下から本体を固定している金具を外し、カウンターの上から本体を引き抜く(※)。
※カウンター上から台座を取り付けて本体を固定する機種もあります。下から固定金具が外せない場合はクラシアンにご連絡ください。

STEP4 | 台座を固定する

穴に新しく交換する混合栓の台座を入れて固定し、台座の穴から給水管・給湯管のホースを1本ずつ通す。

STEP5 | 本体を固定する

本体を止めビスでしっかりと固定し、キャップをつける。

STEP6 | パッキンとホースを取り付け

新しい逆止弁(またはジョイント金具)にパッキンを入れ、止水栓に取り付けてしっかりと締める。

STEP7 | ホースを取り付けて固定する

給水管・給湯管のホースを逆止弁に接続し、固定用クリップと抜け防止のキャップを取り付ける。元栓を開いて、水漏れがなければ完了。

台付ツーホールタイプの混合栓を交換する

台付ツーホールタイプ混合栓交換のポイントと注意点

取付穴ピッチをチェック

給水管・給湯管の2つの穴の中心から中心までの間の距離(取付穴ピッチ)を測り、適合する混合栓を交換用に購入します。キッチン用混合栓の多くは203mm(ミニキッチンは102mm)です。洗面台用混合水栓は102mmのピッチが標準ですが、ポップアップ排水栓の引き棒やゴム栓が付属しているタイプもあるので、選定時にはきちんと確認しましょう。浴室用は3種類のピッチがあるので交換の際は注意が必要です。

スパウトの長さもチェック

浴槽の縁などに設置されている混合栓を交換する場合、交換用の混合栓のスパウトの長さにも気を付けましょう。スパウトが短すぎると吐水口が浴槽に届かず、湯船に直接給湯・給水できなくなってしまいます。

給水管・給湯管が見えるか、作業スペースがあるかチェック

カウンター下の壁の後ろに給水管・給湯管が隠れているケースがあります。また、狭いスペースでの作業になるため特別な工具などがなければ対応できないケースも。自分での対応が難しいと感じる場合はクラシアンにご連絡ください。

台付ツーホールタイプ混合栓の交換方法

STEP1 | 水道の元栓を閉める

混合栓の交換は必ず水道を止めてから行う。

STEP2 | カウンター下の配管を外す

給水管・給湯管の接続部のナットをゆるめ、蛇口本体から取り外す。

STEP3 | 混合栓を外す

カウンターの下から本体を固定している金具を外し、カウンターの上から本体を引き抜く。

STEP4 | 新しい混合栓を設置

穴に新しく交換する混合栓を差し込み、カウンターの下からパッキン・座金を入れてロックナットを締め固定。逆止弁を取り付けるタイプでは、パッキンを入れて本体にしっかりと設置する。

STEP5 | 給水管を仮止め

パッキンやナットを順番に給水管に取り付ける。

STEP6 | 給水管をしっかりと固定する

給水管のナットをしっかりと締めて固定する。元栓を開いて水漏れがなければ完了。

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洗髪シャワータイプの混合栓を交換する

洗髪シャワータイプ混合栓交換のポイントと注意点

交換用の混合栓をチェック

洗髪シャワータイプの混合栓は、取り付け穴のサイズに注意が必要です。まずは適合するタイプが購入できるかどうか確認しましょう。

洗髪シャワータイプ混合栓の交換方法

STEP1 | 水道の元栓を閉める

混合栓の交換は必ず水道を止めてから行う。

STEP2 | 給水ホース・シャワーホースを外す

洗面台下の収納スペース側から、ナットをゆるめて逆止弁(ジョイント金具)と給水管の接続を外しておく。シャワーホースもあわせて外しておく。この際、ホース内の残留水がこぼれるのでタオルや雑巾を敷いておく。

STEP3 | レバーと吐水口(シャワーヘッド側)を外す

固定されている水栓をゆるめ、レバー部分と吐水口部分を給水ホースごと引き抜く。

STEP4 | 新しい混合栓とレバーを設置

新しく交換する混合栓に付いているナット・座金・パッキンを一度外しておき、2つの取付穴に混合栓とレバーを差し込んだ後、下の収納スペース側から締めて固定する。

STEP5 | 逆止弁を取り付け

給水管に新しい混合栓の逆止弁(またはジョイント金具)を取り付け、その逆止弁(またはジョイント金具)と混合栓本体に給水ホースを接続する。

STEP6 | シャワーホースを接続

シャワーホースをレバー側のホースと接続し、元栓を開いて水漏れがなければ完了。

混合栓の交換方法とポイント・まとめ

一つひとつの作業自体はあまり難しくないかもしれませんが、確認するポイントや注意点がさまざまあり、作業にもコツが要ります。自分で混合栓を交換する場合は、間違いのないよう気を付けて取り掛かってください。

  • 給水管を傷つけるなどのトラブルに注意
  • 設置タイプと対応サイズを充分に確認する
  • 水道の元栓を閉めてから作業する
  • 難易度が高いので難しさを感じたら専門業者に依頼する

クラシアンの水まわりの故障・修理

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