

漏水調査は必要? 5つのチェックポイントと費用相場・自分でできる方法を解説

漏水調査は必要? 5つのチェックポイントと費用相場・自分でできる方法を解説
【クラシアン】「なぜか普段より水道代が高い」「配管から変な音がする」など、いつもと違う違和感がある場合、どこかで水が漏れている可能性が考えられます。とはいえ、どこから漏れているのかがわからないと、適切な修理ができません。そこで必要になるのが漏水調査ですが、調査が必要かどうか判断できない方もいるのではないでしょうか。今回は、漏水調査が必要か判断できる5つのチェックポイントと、費用相場や自分でできる調査方法を解説します。
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クラシアン編集部
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漏水調査が必要な兆候は? 5つのチェックポイント
水漏れが発生していても、ごくわずかな量であったり家の構造の内部だったりすると、気付かないケースもあります。
水漏れがしているかどうか自分で判断できない場合は、漏水調査を行うことが大切です。ここでは漏水調査が必要な兆候を5つご紹介します。
いつもより水道代が高くなっている
いつもより水道代が高くなっている場合、どこかから漏水しているかもしれません。たとえ小さな水漏れでも水道代には反映されるので、いつもより不自然に料金が高ければ水漏れの疑いがあります。
以下のように、水を多く使った覚えがないにもかかわらず、水道代が高く感じるのであれば調査を検討してみてください。
たとえば1秒間に1滴程度の水漏れが続くだけでも、月300円程度の料金差になることもあります。さらに糸状(1ミリ位)の水漏れが発生している場合には、1ヶ月で6立方メートルの水が漏れ、約1,800円ほど料金が上がってしまいます。
たとえ小さな差でも水道代を高く感じたら、過去数ヶ月分の明細書を比較してみましょう。
水を出していないのに水道メーターのパイロットが回る
水を出していないのに水道メーターのパイロットが回っていれば、どこかで漏水していると考えられます。
水道メーターには目盛りや指針などさまざまな計器がありますが、漏水を確認する際は「パイロット」と呼ばれるパーツに注目しましょう。
パイロットは、水を使っていないときは止まったままになります。家中の蛇口が閉まっていて誰も水道を使っていないのにクルクルと回り続けていれば、どこかで水漏れしているサインです。
確認する際は、家中の水道を全て止めた状態で10分間観察してください。パイロットが回転し続けていれば漏水は確定です。
ただし水漏れがごく少量の場合は、パイロットが回転しないこともあるので要注意です。
水道メーターがデジタル表示の場合は、漏水警告がないか確認してください。
水漏れ箇所を特定するには、家中の蛇口やシンクの下、トイレであればタンクの中までを目視で確認してみます。
水漏れ箇所が特定できない場合は、壁の中や床下など、目に見えない箇所で水漏れが起きている可能性が高いといえます。
不自然に濡れている箇所がある
家の中で不自然に濡れている箇所がある場合は、どこかから水が漏れているかもしれません。
使っていない蛇口のハンドルや吐水口が濡れている、床に水溜まりができているといった症状が見られる場合は注意が必要です。
例えば、「水道を使用していない」または「お風呂に入っていない」のに浴室の床が濡れている場合、水漏れの可能性が高いといえるでしょう。
配管から異音がする
壁の中や床下などからいつもと違う音が聞こえたら、配管からの漏水の可能性ありです。
配管からの漏水が滴って床に落ちると「ピチャン」「ポタポタ」という音が配管から聞こえることもあります。
配管からの音の種類や大きさは、漏水個所・被害の大きさによって異なり、一般的に被害が大きくなったり、建物の構造によって異音も大きくなる傾向にあります。
階下で水漏れが発生している
一戸建てやマンションなどの階下の天井から水漏れが発生している場合、上階で漏水が発生していると考えられます。
上階で漏水が発生すると、本来なら水が流れない場所に水溜まりが発生することがあります。当然正規の排水ルートではないため、流れ出た水は排水されず、溜まった水が階下の天井から漏れ出して被害が出てしまうことがあるのです。
マンション・アパートなどの集合住宅であれば、住民同士のトラブルにも発展しかねません。
こうした上階からの漏水の原因は、真上の部屋からだと思われがちですが、実際には真上の両側やさらに上の階である可能性も考えられます。
漏水発見時の緊急対応・応急処置
水漏れを発見した際は、被害を最小限に抑えるための応急処置が重要です。適切な初期対応により、建物への深刻なダメージや修理費用の増大を防ぐことができます。
ステップ1:まず止水栓を閉める
水漏れが確認できた際は、まずは止水栓を閉めて、これ以上水漏れの量が増えないようにしましょう。止水栓は、水漏れの場所がトイレの場合はトイレのタンク脇や便器の裏に設置されていることがほとんどです。マイナスドライバーで閉めるタイプとハンドルタイプがありますが、いずれの場合も時計回りで回すことで閉めることができます。
その際、どれくらい回したかを覚えておくと良いでしょう。開栓する際に同じ回数だけ反時計回りに回すことで以前と同じだけの水量に戻せます。キッチンや洗面所の場合はシンク下の止水栓を操作してください。
もし止水栓の位置が分からない場合は、家の水道の元栓から閉めてしまえば水漏れを止めることができます。元栓は、水道メーターの脇に設置されているのが一般的なため、普段から位置を確認しておけば、万一の際にも安心です。
ステップ2:水のふき取りと乾燥
止水栓を閉めた後は、水がどこから漏れているのかを確認するためにも、漏れた水をぞうきんなどで拭き取りましょう。使い古した大きめのタオルがあれば最適です。拭き取った箇所が著しく湿っていたり、水分を含んで床材が膨張したりするなどのダメージを受けている場合は、ドライヤーを使って乾燥させてください。
窓を開けて換気を良くするなどして、湿気が水漏れ箇所に留まらないようにしておくとさらに良いでしょう。もし、水漏れが汚水だった場合は、アルコールなどで除菌対策も行います。トイレ掃除用の使い捨て除菌シートがあれば手軽に除菌できるのでおすすめです。
ステップ3:被害拡大防止
床の水を拭き取った後は乾いたぞうきんやタオルを敷き詰めておけば、床へのダメージを抑えられる場合があります。
また、電気機器や家財が濡れた場合、被害状況を写真撮影しておくと、後の保険申請時に役立ちます。
漏水量と水道料金への影響【具体的数値で解説】
水漏れによる経済的な影響を正確に把握することで、早期対応の重要性が理解できます。一見小さな水漏れでも常時漏れている場合、放置すると年間で大きな損失となってしまいます。
漏水量による料金シミュレーション
水漏れの状態によって、どの程度水道料金に影響するかを具体的に示します。
1秒1滴程度の漏水
月間約1立方メートルの水が無駄になり、料金は月間約300円増加します。年間では約3,600円の損失となります。
糸状(1mm)の漏水
月間約6立方メートルの水が漏れ、月間約1,800円ほど料金が上がります。年間では約21,600円もの影響が生じます。
鉛筆程度の太さの漏水
月間約20立方メートルの水が無駄になり、約6,000円の料金増加となります。年間では約72,000円という深刻な損失です。
早期発見の重要性
これらの数値から分かるように、小さな漏水でも年間数万円の損失となります。さらに放置すると漏水量が拡大する可能性があり、建物への被害も考慮すると修理費用が高額化してしまいます。水道代の増加に気付いたら、できるだけ早く原因を特定し修理することが重要です。
【箇所別】自分でできる漏水調査方法6パターン
漏水している疑いがあっても、すぐに費用のかかる業者への依頼は躊躇されるかもしれません。
そこで家の中の箇所別に、自分でできる漏水調査方法を解説します。
ただし目視では分からない水漏れや、専用機材でないと特定できない水漏れも存在するため、どうしてもわからない場合は専門業者への依頼がおすすめです。
「クラシアン」なら漏水箇所を特定できない場合は調査費が発生しないので、気軽に依頼できます。
キッチンの漏水調査方法
キッチンの漏水調査は、水漏れが発生しやすい蛇口・シャワーホース・給水管、排水口と排水パイプの接続部分などを中心に確認しましょう。
まず蛇口の吐水口やハンドル部分を指で触って濡れていないか確認してみましょう。キッチンの水道は自宅内でも使用頻度が高い傾向があり、パッキンの消耗も比較的早く起こるので注意が必要です。
シャワーホースタイプの蛇口を使用している場合には、ホース部分から水が漏れていないかチェックしておくのも重要なポイントです。使用時以外はホース部分を蛇口内に収納できるタイプが多く、水漏れに気付きにくい箇所となっています。
蛇口やシャワーホースに水漏れが確認できない場合は、キッチンの戸棚を開けて給水管も確認してみましょう。シンク下床プレート下部の排水接続部も忘れずにチェックしてください。
特に日ごろ見えないところからの漏水は、発見に時間がかかるため床下にまで水が垂れて腐食の原因になるため早めの対応が必要です。
トイレの漏水調査方法
トイレの漏水調査は、水漏れが発生しやすい便器や給水管、各種接続部分、ウォシュレットなどの温水洗浄便座を中心に確認しましょう。
まずは、使用していないにも関わらず便器の水が流れ続けていないか確認してみましょう。トイレを流した後に一定時間たっても水が止まらない場合は、トイレタンク内部のパーツ破損が考えられます。破損しているパーツを交換すればトラブルを解決できる可能性が高いですが、個人では難しいので専門の業者に依頼してみましょう。
続いて給水管が水濡れしている場合は、内部パッキンの痛みが原因として考えられます。パッキンは時間がたつと劣化し、内部から水が漏れ出る原因となるので注意しましょう。給水菅を指で触って水漏れが確認出来たら、タンク内部のパーツ破損トラブルと同じく、業者に頼んでパッキンを交換してもらうのがおすすめです。
トイレを流した後に一定時間経っても水が止まらない場合は、トイレタンク内部のパーツ破損が考えられるので、破損パーツを交換すれば解決できる可能性が高いといえます。
給水管が濡れている場合は、内部パッキンの傷みが原因です。劣化して内部から水が漏れ出ている可能性があるので、パッキンの交換が必要です。
便座の下から水が漏れているなら、貯湯タンクや熱交換機などの劣化が原因で便座の中で漏水していると考えられます。
また、トイレで漏水が発生している際は、漏れ出た水が便器をつたって床を濡らしている場合があります。便器と床の間から水が漏れているように見えがちですが、実際に便器の下から水が漏れる可能性は稀です。給水菅やタンクから水がつたってきていないか確認してみましょう。
基本的にトイレの漏水はタンクから便器の中に漏れることがほとんどで、便器の下から漏水して床が濡れるケースは稀です。
お風呂の漏水調査方法
お風呂場の漏水調査は、漏水しやすい蛇口やシャワーなど、吐水口を中心にチェックしましょう。
まずは蛇口が設置されている壁面や吐水口を指で触れ、水漏れしていないか確認してみましょう。
また、お風呂場の水漏れトラブルとして代表的なものに、シャワーヘッドの故障や劣化があります。確認する際は、シャワーヘッドやホースを蛇口よりも下げた位置に持っていき、水が漏れ出てこないかチェックするのが重要です。
お風呂場は使用中に濡れているのが通常であるため、なかなか水漏れに気付きにくい箇所です。
お風呂場の水漏れは、ほかの箇所よりも発見しにくいので、乾いた状態で念入りに確認しましょう。
洗面所の漏水調査方法
洗面所の漏水調査は、蛇口やシャワーホース、給水管、排水口と排水パイプの接続部分などをチェックしましょう。
蛇口内部に付いているパッキンは、使用を重ねると劣化してきます。摩耗したパッキンを使い続けると、水が漏れる原因となるので注意しましょう。蛇口やハンドル部分を指で触れ、濡れている場合は漏水が考えられます。また、水道を使っていないのに水滴が付いている場合にも水漏れの可能性があります。
水道を使っていないのに水滴が付いていたり、蛇口やハンドルが濡れたりしている場合は、摩耗・劣化したパッキンによる漏水の可能性があります。
また洗面台下の収納棚内部の床が濡れている場合は、給水管やシャワーホース、あるいは排水トラップ回りから水が漏れているかもしれません。
洗面台下のスペースは掃除用具や洗剤などを収納していることが多く、水漏れに気付きにくくなっているので、定期的に収納物をのけてしっかり確認しましょう。
給水管や止水栓の接続部分は、ナットが緩んで水漏れしやすい箇所なので、しっかりと締まっているか要チェックです。
洗濯機の漏水調査方法
洗濯機からの漏水を調査する際は、給水・排水ホースや蛇口、各接続部分を中心にチェックしましょう。
洗濯機は使用する際に振動するので、ホース接続箇所には比較的大きな負担がかかります。また、しっかりと取り付けていない場合は、振動によって接続部にゆるみが生じ水漏れが発生する可能性もあるので注意しましょう。
確認する際は、給水時にホースと洗濯機を接続している部分を指で触ってみるのがおすすめです。水で濡れている場合は、接続部のパッキンが劣化している可能性があるので、パーツの交換を考慮しましょう。
洗濯機は使用時に少なからず振動するため、ホース接続箇所には比較的大きな負担がかかり劣化しやすくなっています。
振動によって接続部に緩みが生じると、水漏れが発生しやすくなります。特に古い洗濯機のような、振動が大きい製品を使用している場合は要注意です。
ホースと洗濯機の接続部分が濡れている場合は、接続部のパッキンの劣化や緩みが原因です。蛇口からの水漏れもほとんどがパッキンの劣化によるものなので、どちらもパーツを交換しましょう。
洗剤ケースやフィルター汚れによる水漏れは掃除で改善できるため、定期的なチェック・清掃を心掛けてください。
屋外の漏水調査方法
庭やガレージに設置されている蛇口や、自宅の外観からも漏水をチェックしましょう。
屋外に蛇口がある場合には、室内と同じく吐水口やハンドル部分を指で触って簡単に漏水調査を行えます。
庭やガレージなど屋外にある蛇口は、常に風雨や温度変化にさらされ続けるため、使用部品の劣化が早く定期的な確認がおすすめです。
特に雪の多い地域や台風による被害が考えられる場合は要注意です。
また、屋外での漏水調査においては、外壁から水が漏れ出ていないか確認するのも重要なポイントです。壁にシミができている場合には、内部から水が染み出ている可能性があります。シミを見つけた場合は、個人での対応が難しいので専門の業者に依頼して正確な漏水調査を行ってもらうのがおすすめです。
壁に濡れやシミがある場合は、内部から水が染み出ている可能性があります。どこかで壁の中の給水管の漏水が発生している可能性が高いので、漏水箇所がないか念入りに調べましょう。
結露と漏水の見分け方・対処法
トイレや洗面所で床が濡れている場合、漏水ではなく結露が原因の可能性もあります。適切な対処を行うためには、まず原因を正しく見分けることが重要です。
結露による水濡れの特徴
トイレ室内で床や壁が濡れている場合、水漏れのように感じると思いますが結露の可能性もあります。梅雨の時期やトイレ内で暖房器具を使用している時などに、便器内やタンク内の水温と室温との温度差で結露が生じて、水が床に滴り落ちてしまうことが原因です。修理対応は必要ありませんが、何かしらの対策を取っておくのが良いでしょう。
結露が起こりやすいトイレはカビが繁殖してしまう他、壁紙やクロスの剥がれなどが起こりやすくなる傾向があります。
結露対策の具体的方法
換気扇の稼働時間を延長したり、窓の開放による空気の入れ替えを行うなど、換気効率を改善して湿気が溜まらないような工夫を考えてみてください。除湿器の設置や暖房器具の使用方法見直しも効果的です。
業者に依頼した際の漏水調査
自分でもある程度は漏水調査を行えますが、業者へ依頼すれば専門機器や知識経験による本格的な調査で正確に漏水箇所を特定してもらえます。
経験のない一般の方の調査では隠れた場所の水漏れまで把握できず、知らないまま家屋が水濡れで劣化していくかもしれません。
また問題個所を特定できるだけでなく漏れがあった場合、そのまま修理をスムーズに依頼できるのもメリットです。
業者へ漏水調査を依頼した場合、音聴棒といわれる道具を使用した音調査や、場合によっては振動やセンサーなどで漏水の有無を判定できる専用の器具や機械を使用して漏水箇所を調べることもあります。複数の調査を併用して場所を絞り込んでいくことで、正確な場所を特定するのです。
漏水を解消するためにコンクリートを剥がす可能性もあります。ピンポイントで漏水個所を特定できれば、工事箇所を最小限に留めることが可能です。また、別の角度からの解決方法を紹介されることもあります。
専門調査手法の詳細
専門業者では、止水栓や水道メーターに音聴棒をあてて漏水している場所を確認する「音聴法」や、地面に埋まっている水道管から水漏れしている可能性がある場合にノイズカット式漏水調査機で調べる「路面(埋設配管)音聴調査」、配管経路が分かっている場合に採用される漏水探知機を使用した「漏水探知法」などによって調査を行います。
専門機器による調査によって正確に漏水箇所が特定できるだけでなく、漏れがあった場合に修理をスムーズに依頼できる点も魅力です。
クラシアンの漏水調査サービス
水まわりのトラブル解決でお馴染みの「クラシアン」では、漏水調査も受け付けています。漏水が判明すれば、水漏れ修理も対応可能です。無料で電話相談いただけるので、お気軽にご連絡ください。
「クラシアン」では、漏水調査の費用は18,150円(税込)~+事務手数料になります。漏水箇所を特定できなかった場合は調査費をいただいておりません。
「漏水していないのに調査費だけかかるのはつらい」「漏水していると確信が持てない」場合も、安心してお任せいただけます。無料でご相談・見積り対応いたしますので、まずはお気軽にお電話ください。
漏水調査を業者に依頼した際の費用相場
漏水調査にかかる費用は、安い場合は1~2万円程度、高額の場合には3〜4万円ほどかかるケースが一般的ですが、調査の内容によるともっと高額になるケースがあります。
漏水調査の料金は「漏水調査の難易度の高さ」と「漏水調査に用いる道具の種類」に左右されるため、基本的に少ない装備で済めば費用は安く抑えられます。
しかし探知機のような専用機材を用いて調査を行うと、数千円〜数万円ほど費用がアップします。
とはいえ調査費用を惜しんで漏水個所を特定できないと本末転倒なので、費用を惜しまずきちんと調査してもらうのがおすすめです。
水道の漏水調査は、複数の業者に見積りを依頼して、各社の見積書を見比べて比較検討するのが安心です。
あくまでも漏水調査は調査のみであって、修理代は別だということは理解しておきましょう。
漏水が発生している場合は、漏水調査費にプラスで修理費用が発生します。
専門調査手法別の費用詳細
漏水の調査にかかる費用は依頼する業者や内容によって異なりますが、音聴法は8,000~15,000円、漏水探知法が12,000~15,000円、ガスを使った漏水探知法は20,000~30,000円ほどです。路面(埋設配管)音聴調査は15,000~25,000円程度が相場となります。
クラシアンの実際の修理費用例
漏水調査で水漏れ箇所が特定できた場合の修理費用についても確認しておきましょう。
給水管・止水栓の水漏れ修理
作業料金8,800円(税込)+事務手数料+部品代。作業時間は10分程度で完了します。
水漏れ修理に伴う部品交換
作業料金8,800円(税込)+事務手数料+部品代。作業時間は30分程度です。
止水栓の根本水漏れに伴う部品交換
作業料金11,000円(税込)+部品代(アングル形止水栓2,464円など)+事務手数料となります。
深夜(20時~8時)や年末年始の場合、遠方地域・寒冷地での作業、重量便器の場合などは別途費用がかかる場合があります。
水道料金の減額申請と保険適用
水漏れによって水道料金が高くなってしまった場合でも、適切な手続きを行うことで経済的な負担を軽減できる可能性があります。
水道局への減額申請手続き
水漏れによって水道料金が高くなってしまった場合でも、水道局に「減額申請書」を提出すれば減額してもらえる可能性があります。
ただし、減額申請書を提出するには、故意的でないこと・水漏れ箇所が修理済みであること・水漏れから2ヶ月以内の申請であることという3つの条件をクリアしている必要があるので注意しましょう。
期限があるだけでなく修理後に申請する必要があるので、漏水の疑いがある場合には速やかに業者に依頼するのがおすすめです。
申請手順と必要書類
申請を行う際は、水道局に「減額申請書」を提出し、修理完了証明書を添付します。さらに修理業者の見積書・領収書の提出や、水道料金明細書(数ヶ月分)の準備も必要となります。
火災保険の適用可能性
また、火災保険の加入内容によっては、故意的または経年劣化による水漏れでない場合に限り保証対象になる可能性があります。業者に依頼して水漏れ原因を特定し、加入している保険の保証の対象になるか確認してみましょう。
適用条件は故意的または経年劣化による水漏れでない場合となり、対象被害は建物や家財への水濡れ損害です。必要書類として業者による原因特定書、修理見積書、被害写真などを準備する必要があります。
申請時の注意点
修理前の申請は受理されないため、必ず修理完了後に手続きを行ってください。また期限を過ぎると減額できなくなるため、正確な漏水原因の特定と迅速な対応が重要です。
漏水による二次被害と対策
水漏れを長期間放置してしまったり、気づかないままでいたりすると、水道料金の増加だけでなく、建物や健康に深刻な影響を与える可能性があります。
建物への深刻な影響
トイレ床の水漏れを長期間放置してしまったり、気づかないままでいたりすると、床材に大きなダメージが残ってしまいます。カビが発生する他、床材や床下の構造体が水分によって腐食してしまいかねません。また湿度の高い状態が続くとシロアリ被害が発生する懸念もあり得ます。
トイレの床に多く使われているクッションフロアも水には強い性質ですが、長期間の水漏れには弱いです。ダメージの程度によっては交換も検討しなければなりません。クッションフロアを剥がして、床板素材にまで水の被害が広がっていないかを確認し、問題がなければクッションフロア自体の張り替えを行います。水漏れによる被害以外でも、クッションフロアは剥がれが起こりやすいため、早めに交換するのがおすすめです。
床材交換が必要なケースの判断
クッションフロアの状態確認
膨張・反り・剥がれの有無、変色・異臭の発生、踏むとブヨブヨする感触があるかどうかを確認します。これらの症状が見られる場合は交換を検討する必要があります。
床下点検のポイント
床板の湿り・変色確認、構造材の腐食状況、カビ・異臭の有無をチェックします。木材の腐敗が進んでいる場合は、単なる床材交換では済まず、構造部分の補修が必要となる場合もあります。
健康被害の予防
カビの大量発生による健康被害リスクを防ぐため、速やかな除湿・換気を行い、カビ発生箇所の徹底清掃を実施しましょう。必要に応じて床材・壁材の交換も検討する必要があります。
シロアリは湿度の高い環境を好む害虫であり、水漏れによって湿度が上がった建物は格好の餌食となってしまいます。一度シロアリ被害が発生すると、建物の耐震性にも影響を与える可能性があるため、水漏れは早期発見・早期対応が極めて重要です。
まとめ
家の中のどこかで漏水が発生していても、すぐに気付くとは限りません。「なぜか普段より水道代が高い」「水を使用していないのに水道メーターが動いている」など異常があれば、漏水調査を依頼するのがおすすめです。
漏水調査が必要か判断できない場合は、今回紹介した5つのチェックポイントを参考にしてみてください。
ある程度は自分で原因を調べることも可能ですが、専門業者へ依頼した方が正確です。少しでも違和感があれば「クラシアン」へご相談ください。
漏水調査は早期発見・早期対応が重要です。小さな漏水でも年間数万円の損失となり、放置すると建物への二次被害も深刻化します。水道料金の減額申請や火災保険の適用など、経済的な救済措置もあるため、適切な手続きを行いましょう。
クラシアンなら漏水箇所を特定できない場合は調査費が発生せず、18,150円(税込)~で専門的な調査を受けることができます。信頼できる業者選びと定期的な点検で、安心・快適な住環境を維持しましょう。
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