目次

1. 1. 水まわり4点（トイレ・浴室・洗面所・キッチン）をリフォーム！
2. 2. トイレの費用相場と工期
3. 3. 浴室の費用相場と工期
4. 4. 洗面所の費用相場と工期
5. 5. キッチンの費用相場と工期
6. 6. 水まわりリフォームで押さえるべきポイント
7. 7. 希望にあった水まわりリフォーム業者を選ぶ
8. 8. まとめ

水まわりは生活に欠かせない設備であり、日々の快適さや利便性に大きく影響します。長年使い続けると老朽化や汚れが目立ち、使い勝手が悪くなることもあるでしょう。そのため、適切なタイミングでリフォームを検討したいところです。

家族全員が頻繁に使用する設備は、機能性やデザインの見直しにより暮らしの質が向上します。ただし、リフォームにはある程度の費用がかかるため、相場を把握し、計画的に進めましょう。

今回は、各水まわりをリフォームする場合の費用相場や工期の目安、注意点、業者選びのポイントを詳しく解説します。ぜひ、リフォームを検討する際の参考にしてください。

水まわり4点（トイレ・浴室・洗面所・キッチン）をリフォーム！

日常生活の中で、トイレ・浴室・洗面所・キッチンは、とても使用頻度が高い場所です。長く使い続けるうちに経年劣化が進み、水漏れやカビの発生、設備の故障などのトラブルが起こりやすくなります。定期的にメンテナンスを行い、必要に応じてリフォームを検討しましょう。

水まわりリフォームを検討するタイミング

一般的に、水まわりの設備は築10年を過ぎると細かな修理が必要になり、15年から25年の間に本格的なリフォームを考えるご家庭が多くなります。設備に使用されている部品の耐用年数は10年ほどとされており、それを超えると故障の頻度が高まります。複数ヶ所で、同時にトラブルが発生するケースも珍しくありません。

また、家族構成やライフスタイルの変化に伴い、設備に求める機能が変わることもあります。例えば、家族が増えて清潔を保ちやすいトイレタイプに交換したい場合や、在宅介護が必要になり浴室を広くしたい場合などです。

水まわりの新しい製品は10年で性能が向上し、節水・節電機能や掃除のしやすさなどが大幅に改善されています。

快適さは追求しながらも、できるだけリフォーム費用は抑えたいものです。適正な価格で納得のいくリフォームを実現するために、それぞれの費用の相場と工事にかかる日数を知っておきましょう。

トイレの費用相場と工期

最近のトイレは汚れがつきにくく、掃除の手間を減らす工夫が施されています。さらに、節水洗浄により水道使用量を抑えられ、経済的なメリットも期待できるでしょう。最新のトイレには様々な機能が搭載されていますが、快適性や利便性を追求するほど本体価格は高くなるため、必要な機能を見極めましょう。

費用相場（工事料金・処分費込み）

トイレの一般的なリフォーム費用相場は、以下の通りです。

温水洗浄便座（シャワートイレ）のみの交換		約4万円※1
トイレ交換	組み合わせ便器と普通便座の交換	約9万円※1
	組み合わせ便器と温水洗浄便座の交換	約13万円※1
タンクレストイレの交換		約20万円※1
壁紙の張り替え		約5万円※1
クッションフロアの張り替え		約3万円※1

工期

トイレのリフォームにかかる時間は、作業の内容によって大きく異なります。簡単な交換作業であれば短時間で完了しますが、床や壁の張り替え、配管工事を伴う場合は工期が長くなる傾向があります。事前に工事内容を確認し、スケジュールを調整できるようにしておきましょう。

トイレの一般的な工期は、以下の通りです。

• 便座やシャワートイレの交換のみ……約1時間
• 便器の交換……通常2時間程度（クラシアンの場合）
• 壁紙やクッションフロアの張り替えを含む場合……6時間～1日ほど
• タイル張りのトイレをクッションフロアに変更する場合……2～3日
• 和式から洋式への交換……2～3日

工事の規模によっては、施工時に水道や電気の使用が制限される場合もあるため、事前に確認すると安心です。

クラシアンのトイレリフォーム

トイレリフォーム交換の費用相場

浴室の費用相場と工期

浴室のリフォーム費用は、ユニットバスのサイズやグレード、オプションの有無によって変動します。浴室乾燥機やバリアフリー設備を追加すると、費用が高くなる傾向があります。特に、在来工法のタイル張りの浴室をユニットバスへ変更する場合は、解体や配管工事が必要になるため、費用が大きくなるケースが多いです。

費用相場（本体価格）

浴室の一般的なリフォーム費用相場は、以下の通りです。

ユニットバス（0.75坪サイズ）	本体価格25万～80万円※1（グレードやオプションにより変動）
ユニットバス（1.0坪サイズ）	本体価格30万～90万円※1（グレードやオプションにより変動）
作業費用（解体・撤去、配管、組立・設置など）	30万45万円前後※1
総額の中心価格帯	70万～90万円前後※1

また、バリアフリーリフォームを検討する場合は、自治体の補助金制度を利用できることがあります。工事内容によって適用の有無が異なるため、事前に確認すると良いでしょう。

工期

浴室のリフォームにかかる工期は、ユニットバスの交換か、在来工法の浴室からの変更かによって大きく異なります。ユニットバスからユニットバスへの交換は比較的短期間で完了しますが、工事内容によっては数日かかることもあります。

浴室の一般的な工期は、以下の通りです。

• ユニットバスからユニットバスへの交換……最短1日、一般的には2～3日
• 在来工法の浴室からユニットバスへの変更……1週間前後

在来工法の浴室は、基礎工事や内装工事、電気や水道配管の工事が必要になるため、ユニットバスの交換に比べて工期が長くなる傾向があります。リフォームを計画する際は、事前にスケジュールを確認し、入浴できない期間を考慮しておきましょう。

クラシアンのお風呂リフォーム

お風呂・浴室リフォーム交換の費用相場

洗面所の費用相場と工期

洗面所のリフォームは、洗面台のグレードや追加工事の有無によって費用が変わります。洗面台はグレードが上がるほどサイズが大きくなり、機能やデザインの選択肢も広がります。

費用相場（本体価格）

洗面所の一般的なリフォーム費用相場は、以下の通りです。

ベーシックグレード（幅50cm～75cm）	4万～7万円※1
ミドルグレード（幅60cm～75cm）	7万～14万円※1
ハイグレード（幅75cm～90cm）	14万円～※1
総額の中心価格帯（作業費用込み）	20万円前後※1

最近では、ミドルグレードの洗面台に交換し、合わせて壁紙やクッションフロアを張り替えるケースが多いです。ベーシックグレードはコンパクトな設計で、セカンド洗面台用としても検討されます。ハイグレードの洗面台は、収納力が高く、清掃のしやすさやデザイン性にも優れています。

工期

洗面所のリフォームにかかる時間は、工事内容によって異なります。洗面台の交換のみでは比較的短時間で完了しますが、床や壁の張り替えを含めると作業日数が増えます。

一般的なリフォーム工期の目安は以下の通りです。

• 洗面台の交換のみ……半日～1日
• 壁紙やクッションフロアの張り替えを含む場合……1～3日

洗面所は日常的に使用するため、リフォームの際は工期を確認し、使用できない期間を考慮して計画を立てましょう。

クラシアンの洗面所のリフォーム

洗面台リフォーム交換の費用相場

キッチンの費用相場と工期

キッチンのリフォーム費用は、工事の内容や設備のグレードによって大きく異なります。「対面式にしたい」「キッチンの配置を変えたい」「便利なオプションを追加したい」などの希望がある場合、工事の規模が大きくなり、費用も高くなる傾向があります。

一方で、システムキッチン全体を交換せず、コンロやレンジフードなどの部分的な交換を選択すれば、コストの低減も可能です。

費用相場（本体価格）

キッチンの一般的なリフォーム費用相場は、以下の通りです。

ビルトインコンロの交換	約7万円※1
レンジフードの交換	約20万円※1
ガスコンロからIHコンロへの交換	約25万円※1
壁付けシステムキッチンの交換（1800mm）	約50万円※1
壁付けシステムキッチンの交換（2550mm）	約110万円※1
総額の中心価格帯（作業費用込み）	約100万円※1

キッチンのリフォームは、希望する機能やデザインに応じて費用の幅が広いため、理想と予算のバランスを考慮しながら計画を進めましょう。

工期

キッチンリフォームの一般的な工期は、以下の通りです。

• システムキッチンを現状の位置で交換する場合……1～2日
• キッチンやダイニングの壁紙張り替えや給湯器やレンジフードの交換を含む場合（付随工事が必要）……3～4日
• システムキッチンの位置を変更する場合（配管工事が必要）……1～2週間

キッチンのリフォームでは、水道や電気の配管工事が必要になるケースもあるため、工事期間を考慮しながらスケジュールを組みましょう。

クラシアンのキッチンリフォーム

水まわりリフォームで押さえるべきポイント

便利な機能や素敵なデザインを見ると、いろいろと欲しくなってしまう方もいるでしょう。しかし、費用面で後悔しないためにも、計画的なリフォームが大切です。水まわりのリフォームで押さえるべきポイントを、3つご紹介します。

• リフォーム後の暮らしをイメージする
• 同時施工すれば費用を抑えられる
• 想定外の事態を見越して余裕のあるプランを立てる

リフォーム後の暮らしをイメージする

まずは、日常生活で感じる不便や悩みを整理し、リフォームの目的を明確にしましょう。費用面で全ての希望を一度に叶えることが難しい場合は、優先順位を付けてみてください。

例えば、「収納を増やして使いやすくしたい」「掃除を楽にしたい」などの具体的な目的を考えると、必要な設備やデザインが選びやすくなります。ご家族のライフスタイルを考慮しながら、どの部分を改善すれば快適に過ごせるかをイメージしましょう。

同時施工すれば費用を抑えられる

施工業者によっては、水まわりのリフォームをまとめて行うと、総費用を抑えられる場合があります。大工工事や電気工事などの関連作業を一括で行えば、職人の手配を増やさずに工事の効率が上がり、無駄なコストを抑えられるためです。

また、工事の打ち合わせが減り、スケジュール調整がしやすくなったり、工事期間の集約によって水まわりが使えない期間の短縮も可能です。

ただし、よく目にする「水まわりリフォーム4点パック」などのキャンペーンは、設備の種類や工事範囲があらかじめ決められているケースがあります。レイアウトの変更や特定の設備を選びたい場合は、価格だけで決めず、リフォーム内容がご自身の優先順位に合っているかを確認して決めましょう。

想定外の事態を見越して余裕のあるプランを立てる

水まわりのリフォームでは、予想していなかった「水漏れによる腐食」が発覚するケースがあります。気づかなかった小さなヒビやわずかな漏水が原因で、下地材や床下が傷むケースは少なくありません。特に浴室周辺は被害が出やすく、在来工法の浴室では築20年を超えると下地が劣化していることもあります。

こうした想定外のトラブルでは、工事の途中で床や壁の補修が必要になる可能性もあります。追加の作業が発生しても対応できるよう、予算やスケジュールには余裕を持たせましょう。

希望にあった水まわりリフォーム業者を選ぶ

リフォームをどの業者に頼むべきかは、求める内容によって異なります。それぞれの特徴を把握し、ご自身の希望に沿った業者を選びましょう。4つの選択肢をご紹介します。

• 住宅メーカーのリフォーム部門
• 設備メーカーのリフォームショップ
• 地元の工務店
• 水まわりの専門業者

住宅メーカーのリフォーム部門

家を建てた住宅メーカーにリフォーム部門やメンテナンス部門があれば、依頼できるケースが多いです。もともと施工したメーカーが対応するため、住宅の構造を熟知している点や、純正部材を使用できる安心感がメリットです。

ただし、担当者によって対応の質に差が出ることもあります。また、実際の施工は下請け業者が行うケースが多く、見積もりや工程の調整に時間がかかることもあるため、スケジュールに余裕を持って相談しましょう。

設備メーカーのリフォームショップ

大手設備メーカーの看板を掲げるリフォームショップは、ネームバリューがあり、一定の品質や保証面での安心感があります。

ただし、運営しているのは地元の工務店であることが多く、看板のブランド力がある分、価格が割高になっているケースもあります。複数の業者と比較し、適正な費用であるかどうかを確認しながら進めると良いでしょう。

地元の工務店

地域に根差して営業を続ける工務店は、柔軟な対応がしやすく、細かな要望にも応じやすい点が特徴です。

ただし、経営者（親方）の考え方や仕事のスタイルによって対応の仕方が異なり、相性の良し悪しが出やすい点には注意しましょう。職人気質の工務店では、説明が少ないことや、提案力に差が出る場合もあるため、事前にしっかりと打ち合わせを行い、希望する内容を共有すると安心です。

また、リフォームの実績や得意分野が業者ごとに異なるため、施工事例の確認も大切です。

水まわりの専門業者

水まわりのリフォームを専門とする業者は、豊富な経験を活かした施工を期待できます。クラシアンのような専門業者では、日々多くの水まわり設備を取り扱っているため、配管トラブルや水漏れなどの対応に慣れており、作業スピードが速い点が強みです。特に、水まわりのトラブルは急を要することが多いため、迅速な対応を求める方におすすめです。

さらに、大量仕入れによるコスト面での優位性もあり、設備の交換や修理を比較的安価に行える場合があります。

ただし、キッチンや浴室のレイアウト変更など、幅広いリフォームを希望する場合、対応できる範囲が限られることもあるため、対応可能な範囲を確認しましょう。

まとめ

水まわりのリフォームを検討する際は、費用や工期だけでなく、明確な目的や優先順位が大切です。設備のグレードやサイズによって費用が大きく変わるため、必要な機能とデザインのバランスを考えながら計画を立てましょう。

水まわりのリフォームを検討する際のポイントは、以下の通りです。

• 水まわりのリフォーム費用はグレードとサイズで変化する
• リフォームのプランは目的を明確に、優先順位を付けて計画を立てる
• 複数ヶ所の水まわりも同時リフォームで費用を抑えられることがある
• 水まわりのリフォームでは予期せぬトラブルが起こることがある

クラシアンでは、トイレや浴室、洗面所やキッチンのリフォームを専門に行っています。まずは無料のお見積もりからお気軽にお問い合わせください。

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