エコキュートの修理費用は?故障の原因と症状、対応方法を解説
エコキュートの修理費用は?故障の原因と症状、対応方法を解説
【クラシアン】エコキュートが故障した場合、状況に応じて適切な対応を取ることが重要です。故障の原因や症状によっては、専門的な修理が必要な場合もあります。対応方法はメーカー保証や設置状況によって異なるため、修理の依頼先や費用を考慮しながら検討してください。
クラシアン編集部
最終更新日:
記事公開日:
エコキュートが故障した場合、状況に応じて適切な対応を取ることが重要です。故障の原因や症状によっては、専門的な修理が必要な場合もあります。対応方法はメーカー保証や設置状況によって異なるため、修理の依頼先や費用を考慮しながら検討してください。
エコキュートが故障したら?

エコキュートが故障した場合、状況に応じて適切な対応を取ることが重要です。故障の原因や症状によっては、専門的な修理が必要な場合もあります。対応方法はメーカー保証や設置状況によって異なるため、修理の依頼先は状況に応じて検討する必要があります。
メーカー保証期間内ならメーカーに問い合わせ
メーカーの保証期間内であれば、まずはメーカーに問い合わせましょう。保証期間内であれば、無償修理の対象となる可能性が高いため、購入時の保証書や取扱説明書を確認してください。
メーカーによっては、保証期間を延長できるサービスを提供している場合があるため、購入時に加入していた延長保証の有無もチェックすると良いでしょう。
保証期間外なら専門業者に見積もりを依頼
保証期間を過ぎている場合は、給湯器や水まわりの専門業者に見積もりを依頼するのが一般的です。メーカー修理は純正部品を使用するため品質面で安心ですが、工事費用が比較的高額になる傾向があります。
手配にかかる日数や費用、保証面といった多角的な面から検討できるよう、メーカーや専門業者など複数見積もりを依頼し、修理と交換の相談してみましょう。
賃貸なら管理会社に連絡
賃貸物件でエコキュートが故障した場合は、まず管理会社に連絡しましょう。給湯器は建物の設備として管理されていることが多く、入居者が勝手に修理を依頼するとトラブルになる可能性があります。管理会社を通じて対応してもらえば、費用負担の有無や修理の進め方を確認できるため、スムーズな対応が可能です。
エコキュートの寿命は?
エコキュートが故障した場合、修理で対応できるのか、それとも交換が必要なのかを判断することが大切です。以下では、エコキュートの一般的な寿命や交換の目安を詳しく解説します。ご家庭のエコキュートの購入時期を確認し、修理のタイミングを見極めましょう。
10年~15年以上であれば修理・交換が必要
エコキュートの耐用年数は一般的に10年~15年程度とされています。10年以上使用しているエコキュートに不具合が発生した場合、部品の劣化や内部機器の劣化が進んでいる可能性が高いため、修理だけでなく交換も視野に入れましょう。特に修理をしても頻繁に故障を繰り返すようであれば、交換を検討したほうが結果的にコストを抑えられるかもしれません。

エコキュートの修理・交換費用の目安
エコキュートの修理や交換にかかる費用は、故障した部位や修理内容によって異なります。例えば、配管の劣化や混合弁の不具合など部分的な修理であれば、1万円程度で対応できることが一般的です。
一方、お湯が出ない、エラー表示が消えないなどのトラブルが発生し、ヒートポンプユニットの修理が必要な場合は、8万~15万円程度の費用がかかることがあります。エコキュート全体を交換する場合は、工事費として10万~15万円ほど必要です。
本体価格はサイズや種類、機能などで異なりますが、施工業者によってはメーカー希望小売価格から割引されることもあります。フルオートタイプへ買い替える際には、追加の配管工事や既存設備の撤去費用がかかる場合もあるため、事前に業者に見積を依頼し、具体的な費用を確認しましょう。
エコキュートのよくある故障の事例

エコキュートが故障してしまった時の代表的な症状をご紹介します。生活の中で気になる不具合の症状に思い当たるものがあれば、エコキュートの故障の可能性もあります。
お風呂のお湯が溜まらない
浴槽にお湯はりをしても十分に溜まらない場合、貯水タンク内のお湯を使い切って「湯切れ」を起こしていることが考えられます。貯湯タンクのお湯の残量を確認し、「沸き増し機能」や「使用湯量の設定の調節」「エコキュート本体を一度リセット」してみましょう。それでもお湯が溜まらないのであれば、湯はり混合弁、水量センサー、湯はり電磁弁、サーミスタなどの部分が故障している可能性もあります。専門業者に連絡をして、点検や修理をしてもらいましょう。
お湯の温度調整ができない
お風呂の蛇口やシャワーの温度がぬるくなったり熱すぎたりして、なかなか温度調節ができない場合、エコキュートの原因ではなく、シャワーの温度を調節する水栓側に原因がある場合もあります。しかし、お風呂だけでなく台所や洗面所の水栓や蛇口でも同じような現象が起きる場合はエコキュートの混合弁や貯湯ユニット基盤、給湯サーミスタの不具合など、エコキュートの故障が疑われます。専門業者に連絡をして、修理をしてもらいましょう。
お湯が止まらない
浴槽にお湯をはる際に、「設定水位に達しているのにお湯が止まらない」「お湯が溢れてしまう」といったトラブルが発生するケースがあります。これは、「浴槽に残り湯がある」「浴槽の循環口の汚れ」「水位設定のミス」などが原因として考えられます。まずは浴槽にお湯が残っていないか確認し、浴槽循環口が汚れていればブラシで掃除するなどの対処をしてみましょう。それでもお湯が止まらないようであればエコキュートの故障が考えられるため、専門業者への点検依頼が必要になります。
エラーコードが表示される


エラーコードは、エコキュートに不具合が生じた際に、リモコンに表示される英数字のことをさします。このエラーコードはメーカーが異なっていても概ね統一されています。エラーコードを参照することでどの部分で不具合が起こっているのか確認でき、場合によっては自分で対応できるものもあります。詳しくは、取扱説明書などを確認してみてください。貯湯タンクやヒートポンプ内部のエラーの場合は、専門業者による対応が必要です。
タンクからの水漏れがある
「残湯量が増えない」「湯はり、追いだきできない」「お湯がぬるい」「タンクの下が濡れている」などの症状がある時、エコキュートの貯湯タンクから水漏れしていることがあります。エコキュートの配管接続部や、本体から水漏れしている場合は、迷わず専門業者に修理を依頼しましょう。エコキュートが原因ではなく、浴室サーモスタット付き水栓より水側が逆流して、お湯が排水へ勝手に捨てられるなどの原因で相互性が判断しにくい場合もあるので、まずは専門業者に相談することをおすすめします。水漏れの修理を依頼する前には、貯湯タンクの給水配管専用止水栓を閉じておきましょう。
リモコンが操作できない
エコキュートのリモコンが操作できない(液晶に何も映らないなど)場合、「電源が切れている」「節電モードになっている」「リモコンの配線が断線している」「リモコン本体が故障している」などの原因が考えられます。断線している場合、漏電などのトラブルに発展する可能性もあります。また、エコキュートのリモコンは毎日使用するため、本体よりも先に故障してしまう場合もあります。リモコンが故障してしまった場合は専門業者への修理依頼が必要になります。
いつもよりシャワーの水圧が弱い

急にシャワーの水圧が弱くなった場合、「シャワーヘッドや蛇口フィルタの目詰まり」「止水栓が中途半端に閉じている」など、エコキュート以外に原因があるケースが多くあります。目詰まりの場合は、丁寧に詰まりを取り除くことで解消でき、止水栓もご自身で確認できる場合がほとんどです。しかし、水圧が弱くなったにもかかわらず水道料金が増えている場合は水道管からの水漏れが考えられます。その場合、すぐに修理が必要になるため、水道局指定の水道工事業者に相談しましょう。
エコキュートの故障原因は主に3つ
エコキュートが故障する主な原因は3つあります。以下では、その3つのパターンを紹介した上で、どのように対処すれば良いのかも合わせてご案内します。エコキュートが故障しても、慌てずしっかり状況を確認し、対応するようにしましょう。
初期故障
「初期故障」とは、設置して間もなく発生する故障のことです。主な原因は施工業者の設置ミスや、エコキュート本体の初期不良などです。初期故障の場合は、メーカーや施工業者に連絡すると無償で対応してもらえるでしょう。保証期間が過ぎてしまうと修理や交換に費用が発生するため、故障を見つけたらなるべく早くメーカーや施工業者に相談するようにしましょう。
摩耗故障
「摩耗故障」とは、長年繰り返し使用することによって、内部の部品が摩耗し、それによって発生する故障、いわゆる経年劣化のことです。エコキュートの耐用年数は一般的に10年~15年といわれ、それ以上の期間使用する場合は、買い替えをおすすめします。摩耗故障を起こすほど長年使用している場合は、一部修理をして改善しても、またすぐに他の部分が故障してしまう可能性があるからです。
偶発故障
「偶発故障」とは、設置時に起きていた小さな不具合が、長い年月をかけて大きな不具合になり、故障につながるものをさします。施工業者のミスによって生じることが多いとされていますが、もしも設置時のミスだったとしてもそれを証明しづらいため、保証期間を遡って適用となるケースも少ないようです。エコキュートの使用中に少しでも違和感や不具合を感じた場合は、保証期間内に点検してもらうよう心がけましょう。

まとめ
今回は、エコキュートが故障した場合の原因や、その症状を紹介しました。
エコキュートの故障原因は、「初期故障」「摩耗故障」「偶発故障」などが考えられます。専門知識がないと修理は難しいため、故障した場合は専門業者に修理を依頼しましょう。また、メーカーの保証期間外の場合は信頼できる業者に点検を依頼し、修理や交換の場合は複数の業者から見積もりを出してもらうと安心です。
水まわりのプロであるクラシアンでは、エコキュートの販売や交換も承っております。47都道府県365日対応※1で、最短30分から駆けつけます※2。エコキュートの交換を検討している方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
※1 一部お伺いできないエリアや時間帯がございます。
※2 ご依頼状況などによってはお伺いまでにお時間がかかる場合がございます。
無料のお見積もりはこちらから
※この記事に含まれるデータは、公開時点のものであり、価格やサービス内容が変更されている場合があります。詳しくは最新の情報をご確認ください。
※本サービスが提供する情報の具体的な利用に関しては、利用者の責任において行っていただくものとします。