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原因箇所が分からない!漏水の見つけ方と対処法を解説

原因箇所が分からない!漏水の見つけ方と対処法を解説

家の中で漏水していると気が付いたら、まずは漏水が起こっている箇所の特定が必要です。水漏れしている場所がわからないまま放置していると水が流れ続けて、水道代が増大することがあります。 漏水は水に濡れて住宅が傷むリスクもあるため早めに対処しましょう。今回は、家の中で漏水しやすい場所を解説しながら、原因箇所の見つけ方や対処法もご紹介します。

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家の中で漏水が起こりやすい場所

漏水は給水管や排水管が通っている箇所ならどこでも起こります。特に「水まわり」と呼ばれる次の場所に注意しましょう。

  • トイレ
  • キッチン・浴室・洗面台の水栓
  • 洗濯機周辺
  • 屋外の水道設備

ここでは漏水しやすい部位を順番に解説します。

トイレ

トイレ内で漏水しやすいのは次の部位です。漏水した部位によっては、床が水浸しになってしまいます。

  • トイレタンク本体
  • トイレタンクと便器の接合部
  • 給水管の接合部、止水栓
  • 便器本体
  • 便器と床の結合部
  • 温水洗浄便座

漏水以外にも、排水口がつまって水が流れない、汚水が逆流するなど、トイレは水まわりのなかでもトラブルが起こりやすい場所です。使う水量も大きいため、水道設備は常に正常に維持する必要があります。

キッチン・浴室・洗面台の水栓

キッチン・浴室・洗面台は水栓がついており、水栓まわりの漏水に注意しなければなりません。水栓には単水栓、混合水栓、シングルレバー水栓、ハンドル式水栓などの種類があります。

  • 蛇口の先の吐水口
  • ハンドルやレバーの根元
  • 水栓の根元
  • シンクや洗面ボウル下の給水・給湯ホース、止水栓
  • シンクや洗面ボウル下の排水管

水栓には常に水圧がかかっていて、ひどい場合は水が噴き出し、止まらなくなることもあります。また、カルキ汚れが付着してハンドルやレバーの動きが悪くなり、しっかり閉まらずに水が漏れているケースもあります。

洗濯機周辺

洗濯機まわりで漏水しやすいのは次の部位です。一度の洗濯に使う水量が多いため、洗濯中に漏水すると床に水が溢れてくることもあります。

  • 水栓の壁の接合部
  • 水栓と給水ホースの接合部
  • 給水ホース
  • 洗濯機本体
  • 排水口につながる排水ホース

排水口がつまり、汚水が洗濯機や排水ホースから漏れ出すのもよくある水トラブルです。洗濯機は繊維くずやホコリでつまりやすいため、こまめにお手入れしてください。

屋外の水道設備

一戸建て住宅の場合は、次のような屋外の水道設備でも漏水する可能性があります。

  • 立水栓の根本
  • 蛇口の先の吐水口
  • ハンドルやレバーの根元
  • 散水栓
  • 水栓に取り付けられたシャワーホースやシャワーヘッド

屋外の水道設備は屋内よりも目が届かず、漏水に気が付きにくい傾向があります。冬になると凍結による水道管の破損が起こりやすい場所でもあるため、定期的に確認する習慣をつけてください。

なお、屋外の水道設備の破損については以下の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてください。

水道管が凍結する温度は-4度!?水道管の凍結を防ぐ対策方法も解説

漏水が起こる主な原因3つ

漏水が起こる原因は、主に次の3つです。

  • パッキンの破損や部品の劣化
  • 給水管・排水管の破損や老朽化
  • 地震や台風などの自然災害による破損

パッキンの破損や部品の劣化

水栓内部のコマパッキンが硬くなったり部品がすり減ったりすると隙間ができ、給水管が完全に閉じずに水漏れします。水栓部品の接合部や給水管のつなぎ目などに使われるパッキンは、水が漏れ出すのを防ぐ重要な部品です。

給水管・排水管の破損や老朽化

古い給水管は発生した赤錆によって管壁が薄くなり、水圧で破損しやすい傾向があります。また、冬に給水管内の水が凍結すると膨張し、管そのものの破損につながります。

地震や台風などの自然災害による破損

自然災害で大きな力が加わると、地下に埋設された給水菅が破損し漏水が起こります。特に、古い給水管ほど老朽化しているため注意が必要です。新築物件でも、建築時の施工不備等により漏水が起こることがあります。

漏水によって生じるリスク

漏水とは水道管から水が漏れ出た状態で、次の2つのリスクがある水トラブルです。

  • 水道代がかかる
  • 建材が傷む

ご家庭で漏水が起こったときは早めの対処が肝心です。じわじわと水がしみ出すわずかな水漏れでも1日、一週間、1ヶ月に換算するとかなりの水量になり、多額の水道代がかかってしまいかねません。

また、症状が進行して壁、床材、柱が腐食すると大規模なリフォームが必要になり、修理費用の増大を招くため放置は厳禁です。湿気をエサにシロアリが発生するリスクも高く、漏水は住宅の寿命にも影響を与えるため、気が付いたらすぐに対処しましょう。

なお、「雨漏り」も漏水と同じように、水が住宅に漏れ出すトラブルです。しかし、漏水と雨漏りは発生の原因が違うため、家に与える影響や保険の対応も大きく異なります。

雨漏りは屋根や外壁から雨水が家屋に侵入して起こります。建材が水によって傷むリスクがあるものの、水道代は変動しません。ふたつの違いをしっかり理解しておきましょう。

こんな症状に注意!漏水の見つけ方

漏水は、家の中のさまざまな場所で起こります。被害を拡大させないためには、次の漏水のサインを見逃さないよう注意が必要です。

水栓や給水管まわりが濡れている

水栓やむき出しの給水管まわりの漏水は、目視で確認できます。次のサインに注意してください。

  • 蛇口の吐水口からポタポタ水が垂れる
  • 水栓のハンドルやレバーの根元から水がしみ出している
  • 水栓の根元が濡れている
  • 給水管の接合部から水が漏れている
  • 洗濯機やシンク下の床に水たまりがある
  • トイレのタンクから常に便器に水が流れている、「チョロチョロ」と音がする
  • 水道を使っていないのに下水溝やマンホールに水が流れている
  • 床下が濡れている
  • 雨は降っていないのに家の基礎が濡れている

とはいえ、漏れ出す水がごくわずかで、わかりにくいケースもあります。水栓まわりは普段から濡れていて水の染み出しを確認しにくいため、こまめに掃除して水分を拭き取る習慣をつけましょう。こまめな掃除は水垢予防にも効果的です。

水道代の請求額が急に増えた

急に水道代の請求金額が増えた場合は、壁や床の中の見えない場所に設置された給水管から漏水している可能性があります。

水道代から漏水の疑いがある場合は、次の手順でまずは水道メーターを確認してください。水道を使っていないのにメーターのパイロットが回転していれば、漏水している可能性は高いといえます。

  1. 家の中の水まわりを点検して、すべての水栓をしっかり閉める
  2. 元栓に付属する水道メーターを確認し、パイロットの動きをチェックする

そのほか、水の出方が急に悪くなった、壁から水音がするなどの症状から漏水に気付くケースもあります。

水が変色した・異臭がする

キッチン、トイレ、風呂場、洗濯機まわりなどの場合は、普段と違う水まわりの異常に注意しましょう。

たとえば、給水管の内部に赤錆が発生すると水が変色し、味が変わります。赤錆は、給水管の劣化による漏水を引き起こす要因のひとつです。

そのほか、水まわりで下水のような異臭がするときは、排水管がつまって漏水が起こっている可能性があります。

漏水に気が付いたときの対処法

ここからは漏水に気が付いたときの対処法をみていきましょう。

応急処置で水漏れを防ぐ

漏水に気が付いたら家の中の止水栓や屋外の元栓を閉めて、水の流出を防ぐ必要があります。漏水への対処は被害の拡大を防ぐのが第一です。止水栓も元栓も閉まらなくてどうしようもない場合は漏水箇所に防水テープを巻くなどの応急処置をして、すぐに水道業者に連絡しましょう。

漏れ出た水を放置すると建材が傷むため、漏れ出てしまった水をできるだけ広げないことが大切です。雑巾を床に広げて拭き取るか、水滴が落ちてくる場所にバケツを置いて防ぎます。パッキンの交換ならDIYでも対処できるため、すぐに修理することをおすすめします。

水まわりの修理業者に依頼する

給水管(水道管)や水栓の劣化による水漏れは、水まわりの専門業者に修理を依頼しましょう。原因を特定して修理をすれば公衆衛生上のリスクがなく、漏水の再発を防げます。契約前に見積りを取り、信頼できる業者を選んでください。

クラシアンは漏水や排水口のつまりなどに幅広く対応する、水まわりの専門業者です。フリーダイヤルで24時間365日受付をしているため、急な漏水でも迅速に作業いたします。

クラシアンでは現場での見積り、電話相談は無料です。キャンセルも無料対応なので、お客様が納得したうえでお選びいただけます。漏水の修理に悩んだら、どうぞお気軽にご相談ください。

漏水したときの水道代を負担するのはだれ?

漏水した際は漏れ出した水も含めて水道メーターをもとに使用量が請求されます。故意や人為的に発生したわけでなくても、水道代は家主負担が基本です。宅地内の水道管は家主の財産であり、管理義務があるとされています。

一方、宅地外の水道管からの漏水は自治体負担です。道路からの水漏れを見つけたら、自治体に連絡して対処してもらいましょう。

なかには、漏水時の水道代を軽減する減免措置を設けている自治体もあります。適用条件は自治体によって異なるので、水道代の負担に悩んだら早めに自治体に相談してください。

漏水の被害を未然に防ぐポイント

漏水は一度発生すると被害が大きくなるため、未然に防ぐことが重要です。異常に気が付いたらすぐに水道メーターを確認することで、漏水の被害を最小限に抑えられます。

漏水時の被害を減らすためには、万が一に備える保険への加入も検討してください。水濡れ補償付きの契約や災害に起因する破損の場合は、火災保険が適用される可能性があります。

集合住宅の漏水で下階に被害を与えたときに使える損害保険もあるので、現在加入している保険の契約内容や約款を確認しておきましょう。

まとめ

理由がはっきりしない水道代の高額化、水の変色、水まわりの異臭は漏水のサインです。給水管のある場所なら、家の中のどこでも漏水が起こるリスクがあります。

漏水に気が付いたら原因箇所を特定して、水が漏れ出すのを防ぎましょう。漏水の原因箇所が見つからないときや水漏れ修理が必要なときは、クラシアンにお任せください。クラシアンはお電話をいただいて最短30分でお伺いし、対応いたします。365日いつでも問い合わせを受け付けており、見積もりも無料で作成しますので、お気軽にご相談ください。

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