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排水管の高圧洗浄は必要?依頼すべきサインと費用相場を解説

排水管の高圧洗浄は必要?依頼すべきサインと費用相場を解説

生活排水に含まれる食べ物のカスや油類、石鹸・洗剤などの一部が、排水管内部にとどまると悪臭やつまりの原因となります。 排水管トラブルを未然に防ぐのに有効なのが、高圧洗浄による定期的な排水管清掃です。 しかし見えない排水管の中でどれほど汚れが溜まっているのかわからず、必要なのか判断しにくいのがネックです。 そこで今回は、業者に高圧洗浄を依頼すべきサインや費用の相場、日頃のメンテナンスのポイントなどをご紹介します。

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排水管の高圧洗浄の目的・効果

日常生活で溜まってしまった排水管の汚れ・つまりを一掃するのが、排水管を高圧洗浄する大きな目的です。

排水管には、台所から流れる食材のカスや油、洗面所やお風呂から流れる洗剤や皮脂などの汚れの一部が残りやすく、こうした汚れは時間とともに蓄積していきます。

目が届かない排水口の奥で知らず知らずのうちに溜まっていき、排水管の流れが悪くなったりつまったりするなどの症状として表れます。

高圧洗浄で排水管を定期的に洗浄しておけば、不具合が発生することなく快適に過ごすことが可能です。半年〜1年に1回はやっておくと安心です。

また排水管に汚れが溜まっていると、悪臭・害虫発生の原因にもなるため、洗浄しておくと清潔な状態を維持できます。

排水管を高圧洗浄すべき?業者への依頼が必要なサイン

排水管の洗浄は定期的に行うのがおすすめですが、見えない排水管の中が汚れているかわからず、高圧洗浄が必要なのか悩まれる方もいるのではないでしょうか。

排水管の高圧洗浄が必要なサインとして、以下のような異常が挙げられます。

  • ゴボゴボという音がする
  • 流れが悪くなってきた
  • 排水口の臭いが気になる
  • 前回の排水管洗浄から1年以上経っている

水以外は流していないのに、流れが悪かったりゴポゴポと何かがつまっているような音がしたりすれば要注意です。

排水管がつまると水回りが使えなくなったり、水漏れが発生したりするため、早めに対処しておくと安心です。小さなサインを見逃さないよう注意してください。

高圧洗浄せずにそのまま放置すると、悪臭が酷くなったり虫が湧いたりと事態が悪化するかもしれません。

高圧洗浄が必要なサインが出ている場合は「クラシアン」へご連絡ください。業界30年以上のノウハウを活かし、最短即日でトラブルを解決します。

無料の電話相談を受け付けているので、高圧洗浄が必要か判断できない場合も、お気軽にご相談ください。

【排水管】高圧洗浄の費用相場はどれくらい?

排水管に高圧洗浄を施す費用の相場は、事業者や使用する機器、建物の種類などによって異なります。

例えば二世帯住宅の一戸建てのように、排水管の数が多くなると金額が高くなりやすい傾向にあります。

【費用相場】

  • 一戸建て/一般住宅:2.5万円~3.5万円
  • マンション・アパート/8世帯:9万円~12万円
  • 建築物・ビル/2階:4万円~5.5万円
  • テナント・店舗/50平米:3.5万円~4.5万円

おおよそ2万〜5万円が相場です。ただし、排水管の仕様や汚れの程度によっては、追加料金が発生する場合もあるので注意しましょう。

例えばクラシアンでは、1戸建て(マンション1世帯目)の菅清掃料金が30,250円(税込)~となります。

ほかにもファイバースコープによる原因調査を行うと、36,300円(税込)~ 作業料金が発生します。

ちなみにマンション・アパートのような集合住宅は、管理会社が定期的に行うのが一般的です。

高圧洗浄を含めた排水管を清掃するときの流れ

高圧洗浄を業者へ依頼する際に、一般的にどのような流れになるのかご紹介します。

①屋外・屋内で清掃範囲を確認

まずはどこを清掃すべきなのか、屋外・屋内で清掃範囲を確認します。つまりや臭いなどの明確な症状がある場合は、詳しい原因を検証してから清掃を開始します。

なぜなら排水管のつまりや臭いの原因は、汚れだけではなく下記のような要因があるとされ、原因を特定せずに洗浄しても解決するとは限らないためです。

  • 排水口に落ちた玩具・アクセサリーなどの異物
  • 大量のトイレットペーパー
  • 長年蓄積された尿石 など

まずは管内カメラで事前調査を行い、原因に合った適切な作業を行うのが基本です。

清掃範囲は、建物周囲の排水管・排水桝を確認する場合もあれば、室内に入って台所・洗面台・お風呂・洗濯パンなどの排水口を確認する場合もあります。

②高圧洗浄機で排水管内を清掃

原因がわかり高圧洗浄が必要だとなれば、高圧洗浄機を使って汚れやつまりを洗い流します。

  • 屋内の場合:原則、逆流リスク回避のため屋外排水桝から洗浄。戸建て2階以上や集合住宅など屋外からアプローチ出来ない場合は、キッチンや浴室、洗面所などの排水口側から排水管を洗浄
  • 屋外の場合:排水桝から排水管を洗浄

洗浄ホースを奥まで入れたり出したりしながら、排水管に付着した頑固な汚れを落とします。

しかし、場所によっては下水から悪臭・害虫などが上がってくるのを防ぐために、カーブ状のトラップ構造になっており、洗浄ホースが入りにくいケースもあるようです。そうした場合には、一度排水管を分解してから洗浄を行います。

③屋外の排水管・排水桝の洗浄

屋外にある排水桝も蓋を開けて清掃します。

排水桝は、排水管経路の詰まりやすい場所に設けられ点検や清掃を行う為にあります。

排水方式あるいは自治体の取り決めによって、使われる桝はさまざまです。

ゴミを溜める目的の溜桝や油に対するトラップ(グリス)桝などがあり、現在は一切仕掛けの無いインバート桝が主流となっています。

排水桝付近で、排水管のつまり・臭いの原因が発生している可能性もあるため、排水桝側からも高圧洗浄を行うのがポイントです。

排水桝・排水管の表面を覆う油の塊や底に沈んでいるゴミなどもキレイに掃除します。

排水管の高圧洗浄を自分で行う3つのデメリット

排水管の高圧洗浄は、ご家庭で行わず業者へ依頼するのがおすすめです。

「高圧洗浄機さえあれば自分でもできそう」と思われるかもしれませんが、ご家庭での洗浄には下記のようなデメリットがあります。

  • 排水管の汚れを洗浄しきれない
  • 排水管が損傷して水漏れするかもしれない
  • 汚水が逆流するかもしれない

最悪の場合、大きなトラブルにもつながりかねないので、高圧洗浄が必要な際は「クラシアン」へご相談ください。

排水管の汚れを洗浄しきれない

家庭用の高圧洗浄機は業務用よりも洗浄力が低いため、ご家庭での清掃では汚れを落としきれません。

排水管は床下で何度も折れ曲がるように設置されており、高圧洗浄機のホースが入りにくく、思ったように洗浄できないのも理由のひとつです。

特に汚れが付着しやすい曲がった部分は、経験や技術力が必要なため、素人では手に負えません。

また排水管は台所・洗面台・お風呂・トイレなど複数あり、つまりや臭いを改善するにはすべての排水管を高圧洗浄することが必要です。ご家庭で対処するには、膨大な手間と時間がかかるのもネックです。

排水管が損傷して水漏れするかもしれない

排水管が損傷して、水漏れが発生する可能性があるのもデメリットです。排水管は熱湯や中性以外の洗剤、老朽化などで劣化していくものです。

劣化して耐久力の低下した排水管に、不用意に強い水圧を当てると破損し、漏水する可能性があります。

そのため排水管の高圧洗浄を行う前は排水管の状態を確認することが大切です。プロは排水管の状態を見極め、適切に高圧洗浄機の水圧をコントロールしながら洗浄します。

排水管の劣化具合の見極めや水圧の調節は、一般の方には難しい作業です。

汚水が逆流するかもしれない

汚水が逆流する可能性があるのも大きなデメリットです。
排水管内に異物がつまった状態で大量の水を流すと、行き場を失った水が逆流するかもしれません。

汚水はもちろん排水管内の水は雑菌が繁殖しており不衛生です。場合によってはドロドロになった汚れやつまりが蓄積しているので、逆流すれば大惨事になります。

排水管内をよく確認せずに高圧洗浄を使用するのは危険ですが、一般の方が内部までくまなくチェックするのは困難でしょう。自分で洗浄するのが不安な場合は専門業者に任せるのが安心です。

自分でできる排水管の清掃方法

高圧洗浄機を用いた清掃は難しいものの、もちろん自分でできる範囲の清掃方法もあります。

自宅で簡単に行える排水管の清掃方法を紹介するので、排水管の汚れが気になる方は実践してみてください。

市販の薬剤で掃除する

市販のパイプ洗浄剤を使用すると、排水管のつまり予防や普段のケアを行えます。掃除の頻度は月に1回程度が望ましいです。年に一度はプロが使用する業務用薬剤で念入りに清掃するのもおすすめです。

特に以下に当てはまる場合は、業務用のハイパワーな薬剤が適しています。

  • 最近下水の臭いがする
  • 新築してから5年以上経過している
  • たまに流れが悪い気がする
  • プロの排水管洗浄をしたことがない

パイプ洗浄剤に付属している説明書に従って、適切な使用方法で洗浄しましょう。

排水管掃除専用のワイヤーブラシを使用する

排水管掃除専用のワイヤーブラシで排水管を清掃しましょう。
ワイヤーブラシは細長いワイヤーの先にブラシが付いた掃除道具で、3〜5mm程度のワイヤーを軸とした細い形状が特徴です。

ワイヤーの柔軟性を活かして排水管の奥まで侵入でき、つまりの原因を直接削ぎ落とせます。ホームセンターやネットショップなどで購入できます。

【洗い方の手順】

  1. 排水口周辺の汚れやゴミを取り除く
  2. ゴミ受け網・排水口トラップを取り外し配管が見える状態にする
  3. 慎重に配管の中へワイヤーブラシを入れる
  4. ワイヤーブラシを回転させたり、優しく上下させたりして汚れを絡めとるように動かす
  5. ワイヤーブラシを引き出し、ゴミを捨てる

ワイヤーブラシが奥まで押し込みにくい場合は、排水管の奥にある排水トラップに引っかかっているかもしれません。

排水トラップのS字構造を意識して、先端を折り曲げたり回転させたりするのがコツです。

屋外の排水桝を掃除する

屋外の排水管・排水桝も定期的に掃除しておくと、つまりや悪臭の防止になります。

排水桝が1ヵ所に集約されている家庭は少なく、キッチン・浴室など水まわりの数だけ排水桝が設置されている場合もあります。

排水桝のふたを開けたまま水を流すと、どの水まわりの排水桝か特定可能です。

【洗い方の手順】

  1. 掃除する排水桝のふたを開ける
  2. ふたを開けたら中に溜まっている汚れを掬い出して取り除く。(小口径の桝など掬い出すことが困難な場合もあります。)
  3. 散水ホースがあれば排水管の洗浄も行う

半年〜1年に1回程度の頻度で、排水桝を掃除できると安心です。

散水ホースで洗浄する場合は、水圧が強いと排水口から水が噴出する可能性があるので、水圧を強めないよう注意しましょう。

排水管をつまらせないためのポイント

排水管の清掃も大切ですが、日常生活の中でつまらせないよう気を配ることも欠かせません。つまりの予防策として、各場所で気を付けたいポイントをご紹介します。

キッチン

キッチンのつまりの原因は、主に食器などに付着している「油汚れ」です。

油汚れは排水管の中で冷えて固まり排水管に付着するだけでなく、固まった油に食材のカスが付着して汚れがヘドロや塊になります。排水管のつまりはもちろん、悪臭の原因になってしまいます。

家庭でできる予防は「油汚れの流す量を減らす」「排水口ネットで食材のカスを流さない」の2つがポイントです。

大量の油を捨てる際は、布や紙などであらかじめ吸い取って生ゴミとして処理しましょう。また、食器や調理器具に付着した油汚れは、あらかじめ拭き取ってから洗うことが大事です。

洗面所・お風呂

洗面所やお風呂のつまりの原因は、洗い流した毛髪やシャンプー・石鹸などの石鹸カス、整髪料の油分などが挙げられます。

排水管内に流れ込んだ毛髪は、洗剤や石鹸のカス・整髪料の油と絡まり排水管を塞いでしまいます。家庭でできる予防策は「毛髪や異物を流さないこと」「排水口をこまめに清掃すること」が有効です。

毛髪は排水口にヘアキャッチャーを付けて、排水管へ流れ込むのを防ぎましょう。皮脂や垢・整髪料などの油分や石鹸カスはどうしても流れ込むため、排水口のこまめな清掃が必要です。

液体パイプクリーナーを流して、つまりの原因を定期的に溶かすのも有効です。週に1回程度行うと、汚れが蓄積しにくくなります。

洗濯機の排水口

洗濯機の排水溝がつまる原因は、衣類の糸くずや洗剤カス・泥汚れ、排水口に溜まったホコリなどです。

糸くずやホコリ、汚れなどが排水管内に流れ、つまってしまいます。家庭でできる予防は「定期的な排水トラップ・排水管の清掃」がポイントです。

定期的に糸くずフィルターや排水フィルター、洗濯機周辺をこまめに掃除して、排水菅へ余計なものが流れないようにしましょう。

またお風呂の残り湯を洗濯に利用している場合は、入浴した人の垢や汗がつまりの原因になってしまうため、お風呂の残り湯を使用しない、もしくは使用頻度を抑えるのもおすすめです。

まとめ

排水管は生活排水による汚れが蓄積していくため、半年〜1年ほどのペースで定期的なメンテナンスを行うのがおすすめです。蓄積した汚れを放置していると、つまりや悪臭・害虫が発生する可能性が高くなります。

排水管を清潔に保つには高圧洗浄が適していますが、自分で行うのは難しく、不用意に行うと配管を破損させたり逆流させたりするかもしれません。

排水管の洗浄を行いたい場合は、豊富なノウハウを持つ「クラシアン」へご相談ください。無料でご相談・お見積もり可能です。「洗浄が必要かも」と思ったら、お気軽にお電話ください。

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