目次

1. 1. 温水洗浄便座から水漏れした時の応急処置
2. 2. 温水洗浄便座から水漏れした時の原因
3. 3. 【原因別】温水洗浄便座の水漏れ対処法
4. 4. 水漏れする温水洗浄便座の修理と費用
5. 5. 温水洗浄便座の水漏れを防ぐメンテナンス方法
6. 6. まとめ

温水洗浄便座の水漏れは、一見どこからの水漏れなのかわかりにくいものです。床が濡れていたり、便器の中にチョロチョロと水が流れていたりするケースも、温水洗浄便座の水漏れが原因かもしれません。

電化製品である温水洗浄便座は、漏電の危険もあるため、早めの発見と対応が必要です。

今回は、温水洗浄便座の水漏れの原因と対処法、修理費用の目安を詳しく解説します。

温水洗浄便座から水漏れした時の応急処置

温水洗浄便座には電気や水が通っているため、水漏れを起こすと重大な事故につながる可能性があります。原因を突き止めるより先に、まずはトイレルーム内にある止水栓を閉め、温水洗浄便座の電源プラグをコンセントから抜いてください。

止水栓とは、水道から送られてくる水を調節する栓で、温水洗浄便座から伸びている給水管を辿っていけば見つかります。一般的にはマイナスドライバーで右に回すと水が止まります。この応急処置で、ひとまず漏水は止まり、漏電のおそれはなくなります。

止水栓の場所がわからない、または閉められない時は、家の水道の元栓を閉めてください。ただし、元栓を閉めている間は、家全体の水道も使えなくなります。

水漏れは、床材の腐食や階下漏水などの問題を引き起こすリスクがあります。たとえ少量の水漏れでも、放置しているとカビが発生したり、漏電・感電の危険があったり、無駄な水道代がかかったりするため、素早い対処が大切です。

温水洗浄便座が故障した場合は、多くのケースでメーカーでの修理か本体交換が必要になります。修理か本体交換かの判断は、知識を持った専門業者に任せることをおすすめします。

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温水洗浄便座から水漏れした時の原因

続いて、温水洗浄便座から水漏れした時に考えられる原因を、詳しく解説します。

温水洗浄便座は様々なパーツで構成されており、水漏れの発生箇所や原因も多岐にわたります。原因によっては、部品を交換するだけで修理可能なケースもあれば、本体自体の交換が必要なケースもあります。

水漏れが起きた際には、まずどこから漏れているのかを確認しましょう。温水洗浄便座の水漏れでよくある原因は、以下の4つです。

1. 内部の弁やバルブユニットの故障
2. 水抜き栓の割れやＯリングの劣化
3. 給水ホースや配管接続部分の緩みやパッキンの劣化
4. 給水フィルターの目づま

1. 内部の弁やバルブユニットの故障

ノズルからの水漏れや水が止まらない症状は、水の流れを管理する弁や水量・水圧を調整するバルブユニットの故障が考えられます。バルブユニットが故障していると、ノズルが出ていない時でも便座の裏から水が漏れ続けることがあります。

2. 水抜き栓の割れやＯリングの劣化

機種によっては、凍結を防ぐために水抜き栓が付いています。便座の脇やタンクの下からの水漏れの場合は、水抜き栓の割れやＯリングの劣化が考えられます。

3. 給水ホースや配管接続 結合部分の緩みやパッキンの劣化

温水洗浄便座の横からポタポタと水が漏れている場合、温水洗浄便座本体と給水ホースの結合部分、配管の結合部分などが緩んでいる可能性があります。あるいは、約10年以上使用していると、結合部分の内部のパッキンが経年劣化や摩耗していることも考えられます。

4. 給水フィルターの目づまり

温水洗浄便座本体には、水道水から出るゴミや砂を取り除くフィルターが内蔵されています。フィルターがつまるとノズルからの水の出が悪くなり、ひどくなると水が漏れ出すことがあります。

【原因別】温水洗浄便座の水漏れ対処法

温水洗浄便座の水漏れは、原因に応じた対応が必要です。部品の交換や清掃で解決することもあれば、メーカー修理を依頼しなければならない場合もあります。水漏れを放置すると、床の腐食やカビの発生につながるケースがあるため、できるだけ早めに対処しましょう。

1. 内部の弁やバルブユニットの故障への対処法
2. 水抜き栓の割れやＯリングの劣化への対処法
3. 接続部分の緩みやパッキンの劣化への対処法
4. 給水フィルターの目づまりへの対処法

1. 内部の弁やバルブユニットの故障への対処法

温水洗浄便座の弁やバルブユニットが故障している場合、ご自身での修理は難しく、メーカー修理が必要です。無理に分解すると、かえって状態が悪化する可能性があります。まずは、電源を切り、止水栓を閉めて水漏れが止まるかを確認しましょう。その上で、メーカーの修理窓口に連絡し、対応を依頼します。

2. 水抜き栓の割れやＯリングの劣化への対処法

水抜き栓やOリングが劣化している場合は、新しい部品と交換することで水漏れが改善されます。特に、寒冷地では凍結によるダメージを受けやすいため、定期的な点検は欠かせません。部品が破損している場合は、メーカーや販売店から適合する交換部品を取り寄せて対応しましょう。

3. 接続部分の緩みやパッキンの劣化への対処法

温水洗浄便座と給水ホースの接続部分や、配管の結合部分が緩んでいると、水漏れが発生することがあります。長年使用している場合は、内部のパッキンが劣化しているケースも考えられます。ナットを締め直しても水漏れが止まらない場合は、新しいパッキンに交換しましょう。

給水ホースやパッキンが原因の場合は、温水洗浄便座の取付けを行っている修理業者でも対応可能です。

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4. 給水フィルターの目づまりへの対処法

フィルターの位置や取り外し方法は機種によって異なるため、取扱説明書を確認して作業を進めてください。

給水フィルターのつまりは、温水洗浄便座の取付けを行っている修理業者でも対応可能です。

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水漏れする温水洗浄便座の修理と費用

ご自身での対処が難しい時や、原因がわからない場合は、すぐに専門業者に連絡してください。温水洗浄便座は電化製品のため、対応を誤ると火災などの重大な事故を引き起こしかねません。安全上の理由から、メーカーが部品を一般販売していないものもあります。

クラシアンでは、水漏れの原因調査を無料※1 で行っています。修理が必要な場合は、作業料8,800円（税込）※2 から対応可能です。また、「温水洗浄便座の買い替えも検討したい」という方には、各メーカーの商品を特別価格で提供しています。ぜひ、お気軽にご相談ください。

温水洗浄便座の交換費用についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。

▶関連記事：ウォシュレット交換、どのメーカーを選ぶ？費用と選び方を解説

温水洗浄便座の水漏れを防ぐメンテナンス方法

温水洗浄便座の水漏れは、適切なメンテナンスを行うことで防げる場合があります。特に、給水フィルターやノズルの汚れ、接続部分の劣化などは、定期的なチェックと清掃が重要です。放置すると水漏れが発生しやすくなり、修理や交換が必要になることもあります。長く安全に使うためにも、日頃からメンテナンスを意識しましょう。

• 定期的にフィルターとノズルを掃除する
• ナットやパッキンの状態を確認する
• 長期間使わない場合は水抜きする

定期的にフィルターとノズルを掃除する

温水洗浄便座のフィルターやノズルは、使い続けるうちに水道水の不純物や汚れが付着しやすくなります。フィルターがつまると水の流れが悪くなり、水漏れの原因になります。ノズルも汚れが溜まると故障のリスクが高まるため、定期的に掃除しましょう。

給水フィルターは、取り外して水洗いし、目づまりがひどい場合は中性洗剤を使って汚れを落とします。しっかり乾燥させてから元の位置に戻してください。掃除の頻度は、1ヶ月〜2ヶ月に1回が目安です。

ノズルは定期的に引き出し、柔らかい布や綿棒を使って汚れを拭き取りましょう。ひどい汚れがある場合は、薄めた中性洗剤で洗浄し、十分にすすいでください。掃除の頻度は、週に1回程度が目安です。

ナットやパッキンの状態を確認する

温水洗浄便座の給水ホースや接続部分にはナットやパッキンが使用されており、これらが緩んだり劣化したりすると水漏れの原因になります。定期的にチェックし、異常があれば調整や交換を行いましょう。

温水洗浄便座と給水ホースの接続部分に緩みがないかを確認し、緩んでいる場合は手で締め直しましょう。強く締めすぎると破損の原因になるため、適度な力で調整してください。

長年使用しているとパッキンが硬化し、ひび割れが発生することがあります。給水ホースや接続部分から水漏れがある場合は、パッキンの交換を検討しましょう。

半年から1年に一度、ナットの締まり具合やパッキンの状態を確認してください。

ナットやパッキンの状態を確認する

旅行や帰省などで長期間温水洗浄便座を使わない場合、内部に溜まった水が劣化し、故障や水漏れの原因になることがあります。特に冬場は、凍結によってホースや配管が破損する可能性があるため、事前に水抜きを行いましょう。

水抜きは、取扱説明書を確認し、機種に応じた方法で行ってください。通常は止水栓を閉めた後、温水洗浄便座の水抜きボタンを押し、内部の水を排出します。手動で水を抜く場合は、給水ホースを外し、残った水をタオルなどで拭き取ります。

気温が低くなる地域では、水抜きに加えて温水洗浄便座の電源を入れたままにし、凍結防止ヒーターを作動させると安心です。

まとめ

今回は、温水洗浄便座の水漏れの原因と対処法をご紹介しました。

温水洗浄便座は、水まわりの設備であり、電化製品でもあります。水漏れトラブルの修理方法も、給水が原因なのか、機械的な不具合なのかによって異なります。見ただけでは原因を判断するのが難しいこともあるでしょう。

水漏れの発生場所がわからない場合や温水洗浄便座本体が原因の場合は、専門業者に相談してください。

クラシアンでは、点検のご依頼やトイレのリフォームにも対応しています。まずは無料のお見積もりからお気軽にお問い合わせください。

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