

停電でトイレが流せない?停電時の対処法とタンクレストイレの備え方を解説
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停電でトイレが流せない?停電時の対処法とタンクレストイレの備え方を解説
【水回り依頼件数No.1*】停電時にトイレが流せないときの対処法を解説。タンク式・タンクレス別の手動洗浄方法や、災害時の備えのポイントまで紹介します。※ 東京商工リサーチ調べ(集計期間2025年1月〜2025年12月)
クラシアン編集部
記事公開日:
突然の停電で、トイレの水が流せなくなった経験はありませんか。地震や台風などの自然災害だけでなく、電力設備のトラブルによる予期せぬ停電も起こりえます。特にタンクレストイレをお使いの方は「停電のたびにトイレが使えなくなるのでは」と不安に感じることもあるのではないでしょうか。
この記事では、停電時にトイレが使えなくなる仕組みや正しい対処法、日頃からできる備えについて解説します。タンクレストイレの弱点とされる停電リスクへの対策や、トイレ選び・リフォームのポイントもあわせてご紹介します。
停電するとトイレはどうなる?タンク式とタンクレスの違い
停電がトイレに与える影響は、トイレのタイプによって大きく異なります。まずは、タンク式トイレとタンクレストイレの仕組みの違いを確認しましょう。

タンク式トイレの場合
タンク式トイレは、便器の背面や上部にある貯水タンクに水を溜めておき、レバーをひねることで水の重力を利用して洗浄する仕組みです。電気を使わずに水を流せるため、停電時でもレバー操作で通常どおり洗浄できます。
ただし、停電と同時に断水が発生している場合は、タンク内の水を使い切ると補充ができなくなります。タンク式だから停電時も安心とは一概には言えない点に注意が必要です。
タンクレストイレの場合
タンクレストイレは、貯水タンクを持たず、水道の水圧と電動ポンプの力を組み合わせて洗浄する仕組みです。電気で弁(バルブ)の開閉を制御しているため、停電すると通常の操作では水を流すことができなくなります。
これが「タンクレストイレは停電に弱い」と言われる主な理由です。ただし、各メーカーの製品には非常用の手動排水機能が備わっており、正しい操作方法を知っていれば停電時にも排水は可能です。
ウォシュレット(温水洗浄便座)の場合
タンク式・タンクレスを問わず、ウォシュレットや暖房便座などの電気で動く機能は停電中に使用できません。温水洗浄、便座の暖房、自動開閉、脱臭といった機能は電力の復旧を待つ必要があります。

停電時のトイレの流し方
停電時にトイレを流す方法は、トイレのタイプによって異なります。ここでは、タンク式・タンクレスそれぞれの対処法を紹介します。
タンク式トイレ:バケツの水で流す方法
タンク式トイレは、停電中もレバー操作で洗浄できます。タンク内の水を使い切った場合や断水を伴う場合は、バケツに汲んだ水を便器に直接流し入れることで排水が可能です。

バケツで流す手順
- バケツに6〜8リットルの水を用意する
- 便器のボウル面に向けて、やや高い位置から一気に水を流し入れる
- 排水後、さらに3〜4リットルの水を静かに流し入れ、排水管内の封水(悪臭の逆流を防ぐ水)を補充する
ゆっくり注ぐと水量が足りず排水しきれないことがあるため、ある程度の勢いをつけることがポイントです。なお、この方法を繰り返すと排水管の奥で詰まりが生じることがあるため、5〜6回に1度は多めの水(10〜12リットル程度)を流して管内を洗い流すことをおすすめします。
タンクレストイレ:手動排水(非常用洗浄)の方法
タンクレストイレには、停電時に備えた手動排水機能が搭載されています。機種によって操作方法が異なるため、お使いの製品の取扱説明書を事前に確認しておくことが大切です。

以下に主要メーカーの代表的な操作方法をまとめます。
| メーカー | 主な対象機種 | 非常時の排水方法 |
|---|---|---|
| TOTO | ネオレストシリーズ | 便器側面のカバーを外し、非常用の手動レバーを引いて排水する |
| LIXIL | サティスシリーズ | 便器側面の非常用ハンドルを回して排水する |
| パナソニック | アラウーノシリーズ | 背面のカバーを外し、非常用のハンドルを手前に引いて排水する |
※ 操作方法は製品の型番や製造年によって異なる場合があります。詳しくは各メーカーの取扱説明書や公式サイトでご確認ください。
手動排水はあくまで非常時の一時的な対処法です。操作に不安がある場合や、手動排水を試しても水が流れない場合は、無理に操作せず専門業者もしくは、メーカーへの相談をおすすめします。
クラシアンでは、トイレの交換・リフォームに関するご相談を24時間・365日受け付けています。お気軽にお電話ください。フリーダイヤル:0120-511-511
タンクレストイレが停電に弱いと言われる理由と注意点
タンクレストイレは、すっきりとしたデザインや節水性能の高さから人気のあるトイレタイプです。一方で「停電に弱い」というイメージをお持ちの方も少なくありません。ここでは、タンクレストイレの停電リスクについて整理します。

電気に依存する洗浄方式
前述のとおり、タンクレストイレは電動バルブの開閉によって洗浄水を制御しています。通常時はボタンひとつで快適に使えますが、電力の供給が止まると電動バルブが動かなくなり、通常操作では水を流せません。
ただし、近年のタンクレストイレには乾電池で動く非常用電源ユニットが付属している製品や、手動レバーによる排水機能が標準装備されている製品が増えています。「タンクレス=停電時にまったく使えない」というわけではない点を理解しておくとよいでしょう。
停電と断水が同時に起きた場合
地震などの大規模災害では、停電と断水が同時に発生することがあります。この場合、タンク式・タンクレスを問わず、水道から水が供給されないためトイレの洗浄は困難になります。

断水時は、バケツに汲み置いた水や浴槽の残り湯を利用して流す方法があります。ただし、マンションなどの集合住宅では、地震による配管損傷の可能性があるため、管理組合や管理会社の案内を確認してから排水するようにしましょう。配管が損傷した状態で水を流すと、階下への漏水など二次被害につながるおそれがあります。
停電の長期化への備え
停電が数時間で復旧する場合は手動排水で対応できますが、災害時のように長期間にわたる停電では、簡易トイレ(非常用トイレ)の準備が欠かせません。これはトイレのタイプに関係なく、すべてのご家庭に共通する備えです。
停電に備えた5つのトイレ対策
停電はいつ起こるかわかりません。日頃から備えておくことで、いざというときに慌てずに対処できます。ここでは、すぐに実践できる5つの対策をご紹介します。

1. 取扱説明書で非常時の操作を確認する
タンクレストイレをお使いの方は、お手元の取扱説明書で非常用の手動排水方法を確認しておきましょう。説明書が見当たらない場合は、メーカーの公式サイトからダウンロードできることが多いです。実際に一度手動排水を試してみると、停電時にも落ち着いて対応しやすくなります。
2. 生活用水を備蓄する
飲料水とは別に、トイレの洗浄用として生活用水を備蓄しておくと安心です。ポリタンクやペットボトルに水道水を入れて保管する方法が手軽です。1回の洗浄に6〜8リットル必要になるため、家族の人数と想定する日数に応じた量を確保しておくことをおすすめします。

たとえば4人家族の場合、1人1日あたり5回の使用を想定すると、1日に必要な水量は約120〜160リットルになります。すべてを備蓄するのは現実的ではないため、浴槽の残り湯をすぐに捨てず溜めておく習慣も有効な対策です。
3. 簡易トイレ(非常用トイレ)を用意する
断水を伴う停電や、長期間の停電に備えて、簡易トイレ(非常用トイレ)を常備しておくと安心です。便器にセットして使う凝固剤付きの袋タイプが一般的で、ホームセンターやインターネット通販で購入できます。
内閣府の「防災情報のページ」では、最低3日分、できれば7日分の備蓄が推奨されています。1人あたり1日5回として、家族4人なら最低60回分程度を目安にストックしておくとよいでしょう。
4. 懐中電灯や乾電池を準備する
停電時はトイレの室内も暗くなります。手動排水の操作やバケツでの洗浄には手元が見える明かりが必要です。トイレの近くに懐中電灯やランタンを置いておくと、夜間の停電時にもスムーズに対処できます。
また、乾電池式の非常用電源ユニットが付属しているタンクレストイレでは、電池切れに備えて予備の乾電池を常備しておきましょう。
5. 停電対策を考慮したトイレ選び・リフォームを検討する
今後のトイレリフォームや新築を計画されている方は、停電リスクも選定基準のひとつとして考慮することも選択肢のひとつです。
タンクレストイレのデザイン性や節水性を重視する場合は、非常用電源ユニット付きの機種や、手動排水がしやすい構造の製品を選ぶと安心感が高まります。一方、停電時のリスクをできるだけ減らしたい場合は、電気を使わずに洗浄できるタンク式トイレも有力な選択肢です。
トイレリフォームで停電にも安心な住まいづくりを
停電への備えを考える中で、トイレの交換やリフォームを検討される方もいらっしゃいます。ここでは、タンク式とタンクレスの特徴を比較しながら、リフォーム時のポイントを整理します。

タンク式トイレとタンクレストイレの比較
| 比較項目 | タンク式トイレ | タンクレストイレ |
|---|---|---|
| 停電時の洗浄 | レバー操作で可能(電気不要) | 手動排水または非常用電源が必要 |
| 本体のサイズ | タンク分の奥行きが必要 | コンパクトでトイレ空間が広く使える |
| 節水性能 | 機種により異なる(4.8〜8L程度) | 少ない水量で洗浄可能(3.8〜6L程度) |
| デザイン性 | シンプルで馴染みのある形状 | すっきりとしたモダンなデザイン |
| 価格帯(税込目安) | 約9.5〜30万円 | 約16〜45万円 |
※ 上記の価格はクラシアンでの本体+工事費コミコミ価格の目安です。設置条件や選択するオプションにより変動します。
どちらのタイプにもそれぞれの良さがあり、ご家庭の優先事項によって最適な選択は変わります。停電への備えを重視するか、デザインや節水性能を重視するか、ご家族で相談しながら検討されるとよいでしょう。

クラシアンのトイレリフォームの特長
トイレのリフォームを検討する際は、製品選びだけでなく施工業者の信頼性も大切なポイントです。クラシアンのトイレリフォームには、以下のような特長があります。
- 本体+工事費のコミコミ価格:製品代と工事費が込みの明朗会計で、追加費用の心配が少ない
- 見積もり・出張費・キャンセル料が無料:現地調査をしたうえで正確な見積もりを提示。納得いただけない場合はキャンセルも可能
- TOTO・LIXIL・パナソニックなど主要メーカーに対応:お住まいの設置環境やご要望に合わせた製品をご提案
- 同じ担当者による一貫対応:相談から施工まで同じスタッフが対応するため、伝え漏れや行き違いが少ない
- 全国47都道府県対応・水道局指定工事店:地域を問わず安心してご依頼いただける体制
停電時の対応について不安がある場合も、現地調査の際にお使いのトイレの状況を確認し、最適なプランをご提案いたします。
トイレの交換・リフォームについて詳しくはこちらをご覧ください。
クラシアン トイレリフォーム
まとめ
停電時のトイレ対策について、改めて要点を整理します。
- タンク式トイレは電気を使わずレバーで洗浄できるため、停電時にも通常どおり使用可能。ただし断水時は別途水の確保が必要
- タンクレストイレは電動バルブで洗浄水を制御しているため、停電時は通常操作で水を流せない。手動排水(非常用洗浄)の方法を事前に確認しておくことが重要
- メーカー別の手動排水方法は機種によって異なる。取扱説明書やメーカー公式サイトで操作手順を把握しておく
- 停電への備えとして、生活用水の備蓄・簡易トイレの常備・懐中電灯の準備が有効
- トイレリフォームの際は、停電リスクも考慮した製品選びが安心につながる
停電はいつ発生するかわからないからこそ、日頃の備えが大切です。トイレの使い方に不安を感じている方や、これを機にトイレのリフォームをお考えの方は、まずは専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
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